この記事は,今朝(9/26)に書いたものですが,インターネットにアクセスできず,いま昆明のホテルから投稿します。
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こちらの天気は晴れたり曇ったりで,気温も晴れると急上昇しますが,曇ると肌寒くなります。その中,中国人メンバーは半袖のポロシャツですごしています。暑いのかな。

昨日は4戸の農家調査をしました。当初の計画では別の地域のムラでしたが,その地域の調査の窓口の人が交通事故に遭い入院したため,急遽,青竜鎮のムラに決まりました。中国では行政ルートで調査地に入るのが普通ですが,今回はCheng先生の人脈でどうにか農家調査できたようです。これには,尖閣諸島沖における中国漁船と海保の巡視船との衝突事件も影響しているようです。調査できただけでも喜ばなければならないようです。

Cheng先生にお願いしていた調査地は,少数民族のムラだったのですが,上記のような理由で,漢民族のムラになりました。それも交通アクセスも良く,私たちが想像していたよりもはるかに豊かでした。聞き方が難しいのですが,自給部分は家計消費の3分の1と答えた農家がいて,商品経済にどっぷりつかっているようでした。

なかでも,Cheng先生との窓口をしてくれた農家は,300ムーの樹園地と100ムーの畑併せて70年の長期借地を村民委員会と結び,借地料として30万元を支払ったそうです。
樹園地にはヤマモモとサクランボを植え,現在,観光農園を行っています。来園者は昆明市や安寧市から訪れ,昨年はレストランの収入を含めて年間20万元の売り上げがあったとのことです。
経営主は昆明市で幅広ビジネスを行い,農園の管理は妻に任せています。やることが違う。

農家調査の合間には近くの市場を見学しました。人,物,車がごった返しておりました。私は人と物のニオイに酔いながら,人間はしっかり生きていることを実感しました。



今日は3戸の農家調査を終えた後,苗(ミャオ)族のムラを訪問することができそうです。