いま,サンフランシスコにいます。成都から帰国後,激しい下痢に襲われ今回のアメリカ行きも危ぶまれたのですが,①病院の下痢止め,②発酵食品(納豆,ケフィア),③芋焼酎のお湯割りが効いたのか,2年ぶり3回目のアメリカ合衆国の土をふむことができました。謝謝。

今回は半商品科研の研究会のFarmers' Market(FM)) とCSAに興味を持つM大のHさんとN研のKさんと一緒にカリフォルニア州のサンフランシスコからロサンゼルスまで直線距離で400マイル(640km),東西方向も訪ねるので,楽に1000kmは移動することでしょう。


この調査のアポはJACという視察手配専門の会社に委託しました。この会社との縁は,当研究室出身のTくんが主宰した果実基金の調査でご一緒したことです。果実基金の調査では,短期間にもかかわらず,FMとCSAの調査報告をまとめていただきました。そして今回,私たちはその調査と同じCSAとFMを視察したいというリクエストに快く応えていただきました。

当地では,JACとつながりがあるJAMCAのKさんがコーディネータ,通訳,運転手の三役を務めてくださり,18日までの私たちのお守りしてくださいます。よろしくお願いします。

さて,アメリカ西海岸と日本との時差は-16時間です。現地時間は夜の10時30分頃です。ちょうどサマータイム中なので時差は1時間短くなっています。日付変更線をまたぎますので,往きは1日儲けますが,帰りは1日損します。人生と同じで帳尻が合うようになっています。

今日のサンフランシスコの気温は最高気温が19度で,上着を着てちょうど良い具合です。夜はかなり温度が下がり,いまホテルでは暖房を付けています。

今日はサンフランシスコ国際空港に10時30分に着き,直ちにFremontのJ.E.Perry Farmsにインタビューに行きました。228エーカーの土地を市から借り受け,そのうち91エーカーの農地を輪作しながら25種類以上の野菜を栽培しています。91年から有機農場の認証を受け,生産物の75%をブローカーに販売し,25%を農場内の店(スタンド)と2カ所のFMで販売しているとのことです。販売金額や借地料は秘密とのことでした。有機野菜の価格形成を聞いたところ,近所のスーパーのそれを参考にしてしるが,なによりもお客さんが周辺よりも高いと買ってくれないので,それが目安になっているというのが印象的でした。

また,Kさんが車中で97年以降の経済不況の中で,CSAや有機農産物をめぐる状況は厳しいことを解説してくれました。有機農産物の使用価値を認識してくれる買手も自分の懐具合によって購買力は変化するというのです。興味深く拝聴しました。



明日は,CSAを2カ所訪問し,カリフォルニア州の州都であるサクラメントに宿泊します。