東京はめっきりと秋らしくなりました。半袖姿は少なくなり,長袖や上着を着た人が多くなりました。
いま気になることは,日本の南海上・マリアナ諸島に非常に強い台風17号と18号がいることです。今後の台風の進路には十分注意が必要です。

さて,10月1日から後学期が始まり,静かだったキャンパスに学生が戻って,急に賑やかになりました。私の農業市場学の講義も始まりました。最初の講義には選択科目なのに,60名を超える学生が聴講に来てくれて教室も満員でした。慌ててプリントを焼き増しに行きました。次回からは大きな教室に変更しましたので安心してください。これから2月上旬までよろしくお付き合い願います。

本学の講義の1週間前に非常勤で教えているK大の講義が始まりました。K大はきれいなキャンパスで女子大ということもあり真面目な学生が多いように思います。3年目の今年は大きな教室になったのですが,教室の後方に座る学生が少なからずいることは残念です。K大の授業料は年間70万円で,そのほかに教育充実費や施設維持費などを加えると年間の支払額は約100万円になります。

大学の教育費は家の購入に次いで人生で大きな「買い物」と言われます。保護者と別居して大学生活を行うと住居費や食費などの生活費が加わります。本学の「学生生活実態調査」(2005年調査)によれば,1ヶ月の平均収入の平均値は,153,763円,同平均支出の平均値は94,800円でした。

月10万円の支出として4年間では576万円となります。本学の授業料(学部生)は約54万円ですから,4年間で216万円になります。アパートを借りる学生は4年間で約800万年の支出額になります。

卒業するには124単位以上の取得が必要です。1単位当たりの授業料は1万7千円,通常の半期の講義科目は2単位ですから3万5千円になります。講義は15コマ行いますので,講義1コマ当たりの授業料は2,300円になります。

ここ東京でさえ,授業をサボってバイトしても90分で2,300円を稼ぐのは難しいと思います。これを機会費用と言います。

前述のK大の授業料(諸費用込み)で計算すると,1コマは4,300円になります。この金額を毎回支払っていると自覚するならば,より講義を聴きやすい前方の席で聴くのが経済合理的でしょう。好きな歌手やタレントのコンサートでは前方の席を選ぶはずですよね。

その一方で教員の給料は決して高くなく,特に非常勤の給与は1コマ11,400円(K大)と低いのが現状です。私は本務校から給料をもらっているので困りませんが,非常勤講師のみの先生はたいへんです。仕事に見合った給与を支給して欲しいものです。

嵐のような9月が過ぎました。学科長の仕事も残り半年。平安な学期になるように祈ります。