
昨晩,アメリカから帰国しました。
10月8日(現地時間,以下同じ)にシカゴからプリンストンまで約280km移動,9日にはプリンストンからセントルイスまで500km以上をバスで移動しました。しんどかった。
その晩,解団式を開き,即就寝。だって,翌朝4時にモーニングコール,5時にホテルからセントルイス空港に移動しなくていけません。
セントルイス8:10発,シカゴ行きに乗り,シカゴ着9:20。シカゴ発12:06発,成田行きに乗り,成田に11日午後3時50分に着きました。丸1日以上活動していたことになります。
UA機ではまたひどい扱いを受けました。20数名のメンバーはバラバラにされ,窓側や両側を大きな外国人に挟まれた人は13時間以上じっと我慢しなければなりません。私もまだ時差ぼけが治りません。
以下,シカゴ空港で書いた文章をアップします。
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広大なコーンベルト地帯をバスで500㎞以上も移動しました。流れ去る車窓は同じトウモロコシ畑です。たまに大豆畑もありますが,ほとんどが茶褐色のトウモロコシ畑が延々と続きます。
今回はCGS社の協力を得て,non-GMコーンを栽培するトウモロコシ農家を調査することが出来ました。経営耕地面積は1600エーカーで内non-GMを800エーカー栽培していました。今年は気象条件が良くてnon-GMコーンとGMコーンの単収格差が無かったそうですが,例年だと20~25%GMコーンの方が高いそうです。また,虫害や除草剤耐性の複数の組み換え遺伝子をもったスタックというGMコーンだと農薬散布の回数が減り,栽培が容易なため急速にGMコーンの栽培面積が増加しています。
国内でnon-GMコーンを主原料とした配合飼料を与えている酪農組合のメンバーもこのツアーに参加していて,真剣にCGS社の説明を聞いていました。トウモロコシ価格の上昇に伴って,これまでのnon-GMコーンのプレミアム(40~50セント/ブッシェル=25kg)では,栽培する農家がどんどん減っているようです。
ただ,アメリカの金融危機を背景として,景気の後退や先行き不安などから,穀物価格は全般的に低下しています。non-GMコーンの供給構造は不安定な状況が続きそうです。
今回の旅で,私たちが毎日飲んでいる牛乳のフードチェインの源はアメリカのコーンベルト地帯であること。特に,non-GMコーンを生産し,供給してくれている農家は多くの悩ましい状況があること。そして,non-GMコーンを日本まで輸出するためには,カントリーエレベーターまたはターミナルエレベーター→トラックや貨車→リバーエレベータ→艀→輸出エレベーター→穀物専用タンカーなどの長い物流を経て,日本に届くのです。
牛乳を飲んでいる日本人の何人が,このことを意識しているでしょうか。
食と農をめぐるローカルとグローバルの状況を今回の旅で学ぶことが出来ました。
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それにしても疲れました。14日は大腸内視鏡検査に行ってきます。検査は短時間ですむのですが,「前処理」や検査後の安静など一日がかりです。やれやれ。