
昨日はフエから南東60㎞離れたバクマーに行きました。ここは本学とJICAが共同で行っているプロジェクトで,炭利用の技術を普及し,自然と共存しつつ,住民の収入改善を目指すことを目的としています。客員教授1名が現地に常駐し,関係教員が交代で現地に入りプロジェクトの進行を支援しています。頭が下がります。
さて,ベトナムでは結構スリリングな乗り物に乗ることが出来ました。まずバイクの二人乗りです。カントー市のある養殖池を見学するときに,車が入れない道を行くことになり,大学教員や学生のバイクに分乗して現地に向かうことになりました。
カントー市はホーチミン市に比較すると車やバイクの数は少ないものの,日常的に事故が発生しています。車中から見ても危なっかしい交通状況に肌で接したのです。逆送するバイクや自転車がたくさん。信号がない交差点では皆が不規則に進入するのですが,接触する前に互いに避けるという絶妙の調和というかバランス。
昔はノーヘルだったそうですが,いまはヘルメットの着用が義務化されています。
しかし,二人乗りは普通で,子どもや赤ちゃんを抱いて3人,4人乗っているバイクもたくさんいます。This is Vietnam !
話を元に戻すと,私はWさんの後ろに乗り,30分以上走りました。村の中には道幅2メートル足らずの舗装道路が整備されていますが,そこには自転車とバイクが頻繁に行き来しています。「おー!」とか「スゴ~イ」という言葉を発しながら乗っておりました。
ベトナムではバイクが主たる交通手段ですが,その1台の価格を聞くと20数万円から10数万円するそうです。平均的な月収が2万円ということですので,1台に年収をつぎ込むようです。
いまひとつのスリリングな乗りはボートです。メコンデルタ地域の稲作を調査するときに地元政府が用意してくれた舟に乗って運河を巡りました。メコンデルタ下流地域は道路整備が遅れていて船舶の利用が主となっています。稲作農民は農業機械や収穫物を舟で運びます。
この舟は幅が狭いにもかかわらず,横に二人,縦に6~7列乗船し,すごく安定が悪かったです。救命胴衣も着用せず,川面を渡る風を肌で感じることが出来ました。雨が降るとビニールシートを頭上にかざして傘代わりにしてしのぎます。難点は大きな船と行き交うと波が船内に入り服が濡れることです。
メコンデルタは全くの平地で目標となる山も見えません。船頭はよく迷わずに運行できるなと感心しきりでした。