看護師が転職する理由は人それぞれだと思います。

給料、職場の人間関係、自宅からの距離、福利厚生の充実度など色々ありますが、転職を成功させるために最も大切だと思うのは、

1.あきらめないこと

2.妥協しないこと

の2つだと思います。

あきらめないというのは、希望条件に合う求人が見つかるまで、また見つかった後に採用されるまでの過程において、あきらめないということです。

また妥協しないというのは、希望条件に合う求人がなかなか見つからない時に、条件面を安易に妥協しないことです。

転職はある意味”ご縁”であり、希望条件に合う求人がすぐに見つかる時もあれば、なかなか見つからない時もあります。そのような時に決してあきらめずに、転職先を探し続けられるかどうか。これが大切だと思います。

また、希望の転職先で高いスキルや知識を求められる場合は、それに見合うだけの努力も必要です。

そしてもう1つ大切なのが、転職活動を期間限定にしないことです。転職活動に期間を定めてしまうと、途中で妥協することになり兼ねません。

働いているうちから転職活動をスタートさせ、転職先が決まってから辞めるようにしましょう。
看護師は他の業種と比べて転職する人が多いと言われていますが、転職に成功する人もいれば、失敗してしまう人もいます。

転職に失敗してしまえば、新たなスタートを切ってもまた転職を繰り返すはめになってしまいます。

失敗せずに、上手に転職を成功させるためのポイントとして大切なのが、転職理由を明確にすることです。これがきちんと定まることで、「どんな職場に転職したいのか」が明確になります。これによって、転職後の満足度が変わってきます。

また、転職スケジュールをきちんと決めることも大切です。

希望する転職先はいつからの入職を求めているのか、円満退社するためには退職の申し出をいつまでしなければならないのかなど、転職の段取りを考えます。

多くの医療施設では1ヶ月前までの退職の申し出が必要とされていますが、出来るだけ早めに相談しておくに越したことはありません。看護師長に早めに退職の意思があることを伝えて引き継ぎ業務をしっかり行い、お世話になった職場に迷惑をかけることなく退職することが大切です。
看護師が働く職場は、病院、診療所、介護・福祉関連施設、訪問看護ステーション、保健所・役所・企業の5つに大別することができます。

それぞれの職場によって業務内容や勤務体系は異なるので、事前に調べて自分に合ったところを選びたいものです。以下に、それぞれの職場の特徴をまとめております。

・病院

就業している人数が最も多いのが病院です。病院は病床が20床以上ある医療施設であり、入院患者が居る場合がほとんどです。このため、病棟勤務の場合は夜勤があります。24時間体制で患者さんのケアにあたっています。

・診療所(病院・クリニック)

子供からお年寄りまで、外来患者の診察を行う医療施設です。夜勤や無く、週末は普通に休みのところが多いですね。

・介護・福祉関連施設

介護を利用しているお年寄りや、病後のリハビリを必要とする人たちが入所している施設です。

・訪問看護ステーション

患者さんの家を訪問して、体調をチェックしたり、生活の手助けをするのが仕事です。

・市町村の保健センターや企業の健康管理室に勤務し、地域住民、または社員の人たちの健康促進を図っていく部門です。病気のケアだけでなく、予防にも力を入れることが大切です。