誰にでもトイレ関係のピンチはいくつかあるだろう?
ホラ。
学校帰りに限界に達し、家にやっと着いて気が緩んだあんな時や。
臨界点に達してやっとコンビニに駆け込んだら先客がいたあんな時だ。
ハラが弱く人よりトイレに行く機会が多い酒蒸し、やはりもれなくエピソードを所持しておる。
若かりし日の酒蒸し、今日はある居酒屋に来ておった。
その居酒屋は和式の水洗トイレであったのだが、その日は少々様子が違っておった。
「必ず!ノックしてください!!」
…どうやらカギが壊れたらしい。
ただそこはヨッパラーの集い場、何が起こるかわかったものではない。
なので女子などは友人などを同行させ見張り(?)に立たせておった。
ま、男子などはピンチになる事すらそうそうあったものではない。
ただそこは間の悪さ日本代表級の酒蒸し。
もうめっさ腹痛くした。
慌ててトイレに入り、間に合った事に安堵しつつ、腰を下ろした瞬間、それは起こった。
ヒィィィ、足つったァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!?
え?何この状況?どうすればいい?
聞いたことない!!
とりあえず脂汗たらしぶるぶるしながら速攻事と処置を済ませた酒蒸し。
すぐに足がつった時の処置のセオリーへと移行。
すなわちサンダルから足を引き抜き親指を手で引っ張りつつ、脚の裏を伸ばす。
結果、トイレの上でスタート前の競泳選手みたくなっておる酒蒸し。
とりあえず、もう片方の手でドアノブを握りディフェンスを。
…だめだ、届かない。
やばい、死ぬ。でも見られたらもっと死ぬ。
「空室と思われドアを開けられた瞬間全てが終わる。」
その恐怖が酒の力を借り暴走した時、酒蒸しに何かのスイッチが入った。
-…
Ah~…♪
トイレの中でその体制のまま発声練習のような声を出して「中に人がいる」ということを伝えるという防御策(奇行)を採用した酒蒸し。
ワンコーラスほど歌い上げ、息継ぎをしようとしたその時、かすかにドアの向こうから女子二人の話し声が。
「ね?変な声聞こえたでしょ?」
「うん、ノックして開けてみた方がいいかなぁ。」
「もう店員呼んだ方がいいんじゃない?」
待ってくれ違うんだ。
オレは酒を飲みに来た人より少しだけハラが弱いだけの男子なんだ。
神様オレが何をした?なぜにこのように矢継ぎ早に試練を?
あーもう嫌だ助けてくれ。でも助けには絶対に来ないでくれ。
「大丈夫!!大丈夫だからぁ!!」
半べそで叫ぶハラの弱い男子。
なんとか産まれたての鹿のような足取りで脱出した酒蒸し。
外には件の女子二人。
「あの…大丈夫ですか?」
「ああ、大丈夫大丈夫。」
「でもなんか変な声が…。」
「あ、お酒飲んだら気分よくなってちょっと唄っちゃった。」
「気分がよくなった」と主張するヨロヨロして顔真っ赤にした涙目で若干ふるえた汗だくの大男。
それを見つめる女子二人の表情は「怪訝」という表現をはるかに超越したものであった。
席に戻ってからも具合がどーたら聞かれたが、もはや酒蒸しには到底こと細かに答える気力はなかった。
ホラ。
学校帰りに限界に達し、家にやっと着いて気が緩んだあんな時や。
臨界点に達してやっとコンビニに駆け込んだら先客がいたあんな時だ。
ハラが弱く人よりトイレに行く機会が多い酒蒸し、やはりもれなくエピソードを所持しておる。
若かりし日の酒蒸し、今日はある居酒屋に来ておった。
その居酒屋は和式の水洗トイレであったのだが、その日は少々様子が違っておった。
「必ず!ノックしてください!!」
…どうやらカギが壊れたらしい。
ただそこはヨッパラーの集い場、何が起こるかわかったものではない。
なので女子などは友人などを同行させ見張り(?)に立たせておった。
ま、男子などはピンチになる事すらそうそうあったものではない。
ただそこは間の悪さ日本代表級の酒蒸し。
もうめっさ腹痛くした。
慌ててトイレに入り、間に合った事に安堵しつつ、腰を下ろした瞬間、それは起こった。
ヒィィィ、足つったァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!?
え?何この状況?どうすればいい?
聞いたことない!!
とりあえず脂汗たらしぶるぶるしながら速攻事と処置を済ませた酒蒸し。
すぐに足がつった時の処置のセオリーへと移行。
すなわちサンダルから足を引き抜き親指を手で引っ張りつつ、脚の裏を伸ばす。
結果、トイレの上でスタート前の競泳選手みたくなっておる酒蒸し。
とりあえず、もう片方の手でドアノブを握りディフェンスを。
…だめだ、届かない。
やばい、死ぬ。でも見られたらもっと死ぬ。
「空室と思われドアを開けられた瞬間全てが終わる。」
その恐怖が酒の力を借り暴走した時、酒蒸しに何かのスイッチが入った。
-…
Ah~…♪
トイレの中でその体制のまま発声練習のような声を出して「中に人がいる」ということを伝えるという防御策(奇行)を採用した酒蒸し。
ワンコーラスほど歌い上げ、息継ぎをしようとしたその時、かすかにドアの向こうから女子二人の話し声が。
「ね?変な声聞こえたでしょ?」
「うん、ノックして開けてみた方がいいかなぁ。」
「もう店員呼んだ方がいいんじゃない?」
待ってくれ違うんだ。
オレは酒を飲みに来た人より少しだけハラが弱いだけの男子なんだ。
神様オレが何をした?なぜにこのように矢継ぎ早に試練を?
あーもう嫌だ助けてくれ。でも助けには絶対に来ないでくれ。
「大丈夫!!大丈夫だからぁ!!」
半べそで叫ぶハラの弱い男子。
なんとか産まれたての鹿のような足取りで脱出した酒蒸し。
外には件の女子二人。
「あの…大丈夫ですか?」
「ああ、大丈夫大丈夫。」
「でもなんか変な声が…。」
「あ、お酒飲んだら気分よくなってちょっと唄っちゃった。」
「気分がよくなった」と主張するヨロヨロして顔真っ赤にした涙目で若干ふるえた汗だくの大男。
それを見つめる女子二人の表情は「怪訝」という表現をはるかに超越したものであった。
席に戻ってからも具合がどーたら聞かれたが、もはや酒蒸しには到底こと細かに答える気力はなかった。
のように自慢
げに話すのだ。
