酒蒸しはちょくちょく寝違える。


あーもうもげそう。


むしろスペアの首があったらもげてしまえ。





変態ガエルのたわごと。


これもんである、あー痛ぇ。





現在はちょくちょくであるが、幼少のころはかなり頻繁であった。


しかしこの原因不明の寝起きの首の痛みのために、酒蒸しは自分がかなりの重要人物なのだと思っていたのだ。





…何を言っておるかわからぬであろう?酒蒸しもわからぬ。


まぁ酒蒸しが思い込んでいたおおよその流れはこんな感じである。





酒蒸し深夜に任務をこなす





さる組織の人間に追われる





達人が首の付け根めがけ手刀の一撃!!





酒蒸し昏倒記憶を消される





首の痛み以外すべてを忘れ酒蒸し目覚める。





…書いてるだけで頭が痛くなってくるのう。





でそれを繰り返すうち、寝る際はサンタに会いたがる幼児のように「今度こそは記憶を消されるまい」などと頑張ったりし始めるワケであるが。


どうやらその頃の酒蒸しにとっては今寝ている時点で何の任務にも就いていないだろうとかそんなしょっちゅう失敗していて気絶している人間に重要な任務なんか任せられるわけねぇだろうなどという些細なことなどどうでもよかった。


まあなるべくして今の酒蒸しの人格が形成されたわけであるな。





あーあ、今日も今日とて首が痛ぇ。


はたして昨夜の酒蒸しはいったいどこで何の任務を。