
メルボルンは毎週火曜が映画の日。
大人$8で映画が楽しめます。
1月最終日の昨日は、メルボルンにいる日本人
そしてオージーに大人気の映画
「Memory Of a Geisya」を見てきました。
この映画は上映前から色々と話題が絶えず
「日本の文化を本当に理解しているのか」
「何故日本の話なのに中国人を主役級に並べた」
とか、論議するところを挙げたらきりがありませんが
何も先入観を持たずに映画を見ることにしました。
この映画は1920~1940年代の日本が
時代背景になっています。ということは
第二次世界大戦前後という難しい時代も
扱っているわけです。
たしかに、ヘアメイクや着付けといったところで
日本人の目から見てちょっと変なところはありましたが
映画の内容は、色香のビジネス駆け引き、女の嫉妬の世界
時代の変化に翻弄された人々の暮らしなどが良く描かれていたと
思います。
京都ロケで映した伏見稲荷の映像、清水寺近辺の映像は
日本を懐かしく思わせてくれる綺麗な映像でした。
役所広司、渡辺謙、桃井かおり、工藤夕貴の他、相撲のシーンでは
まさかの特別ゲスト、元舞ノ海も出演しており、そんな日本人の
活躍を海外の大スクリーンで見れることは、結構嬉しいものです。
特にこの映画の演技で惹かれたのがミシェル・ヨーの豆葉姐さんの役。
粋です!たしかにコン・リーの演技も迫力ありましたが、陰のある
艶を演じられるこの人はスゴイと思いました。
そして、ちょっとチグハグな芸者の世界に本物を感じさせて
くれたのが工藤夕貴の演技と衣装。努力したんでしょうねぇ。
英語もとてもキレイなものでした。
多少映像の面で「?」な部分があるのに、何故全体的に
違和感なくこの映画を見れたのか考えてみました。
それは、欧米独特のダイレクトな感情表現で描くのではなく、
秘めた思いや情熱を不器用なほど内に抱えた日本人独特の精神が
この映画に感じられたからだと思います。
脇を固めた日本人の役者さんたちが、この世界を誤解させることなく
見事に表現していたのだと感じました。
日本では「SAYURI」として上映されている映画ですが
記者会見での役者さん達のコメントを見ると、さらにこの映画に対する
違った見方ができるかと思います。
http://www.sankei.co.jp/enak/2005/jan/kiji/31sayuri02.html