ポール・サイモンのギターワーク(その3) | めん100

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サイモンとガーファンクルのさわやかなハーモニーにあこがれ追及して止まない、
ちょっとマニアックな二人組アコースティックユニットがお送りするライブ活動日記&その他です!

ポールのギター伴奏に欠かせないのがカポタスト(カポ)ですね。ご存知のようにカポをハイポジションにつけると弦の緊張度が増して、よりきらびやかな音が出ます。この効果をうまく利用した代表的な曲が「霧のブリーカー街」ですね。この曲ではなんと9フレットにカポが装着されています(普段これほどハイポジションで使用する人はまずいません!)。イントロと間奏で張りのある透き通った音が非常にクリアに聞え、そのため曲全体がキリッと締まっています。恐らくフィンガーピックも使用しているのでしょうね。それが音のクリアーさを際立たせているようです。美しすぎて何度も何度も聴き返したくなります。僕はフィンガーピックをうまく使えないので、普段は爪で弾いていますが、残念ながら爪ではあのクリアーな音は出せません。

このほかにも、スカボローフェアーがあります。この曲では7フレットにカポがセットされ、開放弦をうまく利用したコードワークで伸びのある音が非常に心地いいです。サウンドオブサイレンスも6フレットにつけて、ご存知のあのイントロを奏でています。



Bleecker Street