
マダバの町にやってきました。イスラム教徒が9割というヨルダンで、この街はキリスト教徒の町だという。その町の聖ジョージ教会に来ました。特出すべきはこの教会に6世紀後半に作成されたという世界最古のパレスチナの地図が残っていることなのです。

これは、その地図のレプリカ。 死海には船が2艘浮かび、その左にヨルダン川。この川にはお魚がしょっぱい死海の水はたまらんといって川の上流に向かって逃げ出しているとの説明でした。

教会の床面にある本物のモザイク地図。1400年も前の作品だという。色あせてくるのも当たり前、いろいろな石を砕いて敷き詰めた、まさに力作だ。


私のカメラに ネボ山の写真は一枚もありません。Sさんの写真をお借りして綴っていきます。

少し歩いたところに2000年にローマ教皇ヨハネ・パウロ2世がここを訪れたのを記念して造られた碑がありました。

エジプトで奴隷にされていたヘブライの民を率いて40年、書き物を見ればネボ山にたどり着いたとき、彼はすでに120歳だったとか。海を割って道をつくり、岩をたたいて水を出す、幾多の奇跡を生み続けてきた神の子「モーセ」が120歳といっても驚くことはないでしょう。 チャールトン・ヘストン主演の映画「十戒」は、確か小さな籠に乗っけられた赤ちゃんが命乞いを願うお母さんにナイル川に流され、エジプトの王女に救い上げられたところから始まっていたかと思う。迫りくるエジプト戦士から民を助けるため、杖を掲げて紅海を割るシーンの感動。そしてシナイ山で十戒を授る。映画ではモーセが抱えた石板に光の矢が突き刺さり十の戒めを刻んでいく映像は圧巻だったのを思い出します。しかし、このネボ山にたどり着いて、死海を隔てた向こう「あれが約束の地だ」といって亡くなったシーンは覚えていないのです。

教会はただいま改修工事中。教会にあったモザイク画などが展示されていました。

神がモーセに示された「約束の地」カナンはこのネボ山から死海の彼方、視界(しゃれではありません)が悪くかすみの中でした。

山から眺める方向と距離が示されています。エルサレム46km ベツレヘム50kmなどと・・・

イエスが処せられた十字架とモーセに因縁深い蛇がそれに巻き付いているモニュメント。有名な芸術家の作品だそうです。