


“美しい自然が残る地球最後の秘境”と銘打っている今回の「南極への船旅」、海上での第一夜があけました。
「酔い止めの薬が用意してあります」という魔のドレーク海峡航行でした。1578年遠い昔イギリスの航海者ドレークが南太平洋で暴風にあってホーン岬に漂着し、そして大西洋に抜けたことからこの海峡の存在が知られたという。世界でもっとも荒れる海峡の一つとされ、ギネスブックでは世界一幅の広い海峡と認定。
平衡感覚が鈍感なのか、私は船酔いの体験がありません。若かりし頃、台風の通りすぎた翌日の青函連絡船でも酔いませんでした。
今回は「酔い」というものを体験してみようと、もちろんお薬などいただきませんでした。多くの方が酔ってお尻にチクンと注射をいただき、食事をパスした方もおいでのようでしたが鈍な私は残念ながら何の変化もなしでした。
夜が明けて、どこまでも穏やかなドレーク海峡です。今日も一日360度海、海の中です。


朝から南極講座の勉強漬け。「南極エコロジー」「海鳥~南の空を駆ける」「くじらとあざらし」と続きました。そして夕食前には、探検スタッフによる今日の総括報告と明日の行動計画の説明があります。
夜は、ビデオで「生きている地球」。そうなんです。南極講座と総括報告そして明日の予定の説明。夜はビデオまたは映画、これが毎日の恒例日程なんです。

スピリット号の客室は、2Fから6Fまで、レストランは2F、私のお部屋は4F。6Fにはスイートルームが7室。バス付きのスイートルームが一部屋。私のスイートは、もう遠い過去に消え去った話。シャワーで十分、バス付きはいらないのです。お金もないことだし。
もう一つ特記事項。終日お部屋のキーロックは不可なんです。船旅ってそういうものなんでしょうか。南極行きだからなのでしょうか。多分緊急時に備えてだと思うんですが、なぜかなと思いながらも質問しないでしまった。
