もはや概ね流れが定まった後でこんなことを書くのはまったく意味が無いし自己満足以外の何物でもないが、もともと社会的影響力皆無の泡沫ブログで、後だろうが先だろうが誰に遠慮する必要があろうか。
ビバ自己満足。
ということで、
五輪問題。
チベット騒乱のニュースが初めて登場したのが3月15日、フィギュアスケート世界選手権が始まったのが3月16日ということで、すっかりこの件に関して出遅れてしまった私ですが(^▽^;)、五輪ボイコットの話が出てきた瞬間から一貫して私は国単位での参加完全ボイコットには反対である。
中国のためではない。
中国を擁護していると思われるのは甚だ不本意迷惑勘違いスンナなのでこれだけは強調しておきたいのだが、なんと言うかボイコットは意味が薄いと思うのだ。
選手個々人が個人的意思でボイコットしたいというのであれば別に止める理由はない。キャリアよりも大切なものがある人もいるだろう。
だが政治的理由による大会ボイコットは、意味は無いとは言わないが、犠牲と効果を考え合わせると効果の部分があまりにも小さいと思うのだ。
よく考えてみて欲しい。
まず第一に、少なくともロシアを含む数カ国が中国支持の表明を出している以上、ボイコットしたとしても大会そのものが中止にはなることは無い。ロシアと中国がメダルを分け合うだけだ。
第二に、ボイコットすることによって中国の対チベット政策が軟化することはありえない。むしろ硬化する可能性大だ。今ですらあれほどダライラマがはっきりと言っているにも関わらず「ボイコットを扇動している」と言って圧制の口実にしようとしているというのに。
第三に、モスクワ五輪とロサンゼルス五輪のことを思い出して欲しい。
民主共産両陣営でボイコットしあった大会だったわけだが、具体的にどんな政治理由でボイコットしたのか覚えている人が果たして何割いるか。その時だってそれぞれに譲れない理由があったはずだが、しかし今となっては少なくとも私は覚えていない。大会後は忘れさられ、大会中も参加側ではボイコット国のことは完全無視して話題にしないし、その理由も話題にしない。
それではあまり意味が無いのではないか?
国単位での抗議の姿勢を示したいというのであれば、開会式ボイコットくらいが、犠牲と効果という点で一番効率がいいんじゃないだろうか。そうすれば少なくとも中国ロシアのメダリストを大量生産させるだけということにはならないし(笑)、それに抗議行動というのは、相手に見える形でやらなくてはあまり意味がないと思うから、私としてはむしろ、大会には参加して、折に触れて発言するとした方が効果的だと思うのだ。いいんじゃないの?いくら参加者が少ないからって開会式はやらないわけにはいかないだろうし(笑)、国名プラカードのみが続出するのは初めから無視できる完全不参加よりもずっと攻撃的だと思うわ。
今回の件を人道的に許しがたく思い、抗議の意思を表すためにボイコットしようとしている有力選手には、ぜひともボイコットではなく、参加して、優勝して、生放送中に発言をしてもらいたいと思う。
ラップの人が語尾の全てに「~メーン」というのと同じ頻度で「チベ~ット」と言うだけでもキャンペーン効果としてはボイコットよりも断然効果があると思うから。
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