昔も今もそば処は呑み処。 | 学びながら呑みログ

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蕎麦屋

学びながら呑みログ 蕎麦屋で呑む件

昔の呑み処といえば蕎麦屋だった。

昔、酒は酒屋で計り売りしていた。いつの時代も酒呑み、酒好きはいて、家に帰るまで待てなかったらしい。その場で呑み始めた。やがて酒屋も、酒以外の商売として肴を出すようになった。酒を売る酒屋と、酒を売って呑ませる酒屋。呑ませる酒屋は居酒屋といった。

ちなみに今の呑ませる酒屋は角打ち酒屋という。

呑ませる酒屋が居酒屋になるちょっと前。酒は飯屋、茶屋、そして蕎麦屋などの飲食屋で呑んでいた。もっとも呑んでいたのは蕎麦屋。蕎麦屋で「蕎麦前」というのは、そばを食べる前に呑む酒のこと。一杯酒を呑んで蕎麦を食べた。

蕎麦屋は、居酒屋と違った雰囲気がある。置いてある酒も、そばに合う酒。昼から呑める蕎麦屋で一杯。昔の芸人は演芸場の近所にある蕎麦屋で呑んで食べて舞台に立ったらしい。

蕎麦屋の肴は、おかめそばの蒲鉾、きつねそばの油揚、てんぷらそばのてんぷら、にしんそばのにしん、鴨南蛮そばの鴨など。たねもの(具ののった温かいそば)の上の具を肴にした。ヌキという。ヌキを食べた器に、そばを入れてくれる蕎麦屋もある。てんぷらや鴨の脂と味の残ったかけそばで締める。酒の揃った蕎麦屋には、そばがき、そばみそなどの肴もある。山葵を肴にして呑む人もいるらしい。どんな味だろうか。

あと、オススメは焼酎のそば湯割り。そば焼酎だと嬉しい。体に良さそう。そばは体に良い食材。また、アルコールや、毎日の暴飲暴食で痛んだ胃を治してくれる。

酒と肴を楽しんで、シメにそばを食べる。いや、そばをたぐる。独り酒が合う、蕎麦屋で一杯。ぜひ。

でわ。

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