スクリューキャップのワインか。 | 学びながら呑みログ

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学びながら呑みログ スクリューキャップのワインの件

クリスマスなので、ワインを呑んだ。…呑みたかったワインは高かった。呑みたかった。

置いといて。

数年前からスクリューキャップのワインが増えてきた。

キリンビールが、スクリューキャップのワインについてアンケートを行った。「どう思うか」で、「便利」45%。「どう便利か」で、「開栓が楽」「再栓が楽」「コルク臭がない」「酒質劣化がない」「長期保存ができる」という意見。あとは「垂直保管ができる」。たしかに。

ただし家で呑むときはOKだが、レストランで出されたり、プレゼントで貰ったりはNG。

コルクは、スクリューキャップがなかった昔のもの。昔も、天然素材のために虫食いや液漏れでワインの香りを褪せさせて、味わいを水っぽくさせていた。今は人工素材のコルクができた。だが、スクリューキャップに及ばない。スクリューキャップは、もっともワインに適している。

ニュージーランド、オーストラリアのワインだけだったが、チリ、カリフォルニア、最近はヨーロッパのワインもスクリューキャップになった。原因は、スクリューキャップのメリット、コルクのデメリットではなく、コルクの製造不良。ほとんどのコルクはポルトガルで作っているが、製造不良発生率がやたら高い。どんなに良いワインを作ろうと思っても、良いコルクを作ってくれないと、すべてがダメになる。ポルトガルは、良いコルクを作ろうと思っていない。呑む人ではなく、作る人の事情だった。他国もコルクを作るようになったが、シェアは、コルクガシの産出の1/3、コルクの製造の1/2がポルトガル。状況を変えるのは、コルクを変えることではなく、コルクを辞めることだ。

昔からの作り方は大事かもしれないが、昔からの入れ物は、意外と大事ではない。

といっても、料亭でカップ酒やパック酒を出されてもな。…料亭は行かないか。

でわ。