みずからが呑みたい日本酒? | 学びながら呑みログ

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酒呑み比べ 群馬・大利根酒造

大利根酒造は、尾瀬の麓にある小さな酒蔵だ。

1902年創業。だが、この地で酒造りが始まったのは1739年。その歴史を、酒蔵は受け継いでいる。昔からの酒造り、手造りによる酒。受け継ぐために、守り続けるために、あえて事業拡大を避けているという。

六年貯蔵の純米酒。手間や時間を惜しまないで作った酒。酒米にむかないコシヒカリで作った純米酒。地産地消を思って数年がかりで作った酒。この蔵が最後かもしれない、綿による濾過方式。どれもが蔵元の「みずからが呑みたい酒」を作るという信念だ。

メインの酒銘は「左大臣」。尾瀬の軟水を仕込水に使っている。「六年貯蔵純米酒」は、ふくよかな香り、6年間を濃縮した旨味ある味わい。昔ながらの伝統醸造が醸し出す、昔ながらの香りと味わい。大利根酒造は新酒以外は、必ず2年、3年は寝かせているとのこと。

好き嫌いのはっきりする香りと味わい。日本酒も洋酒も呑む人に勧める。酒を寝かせることのおもしろさを香って、味わってほしい。

他の酒銘に「沼田城」「尾瀬の雫」「花一匁」「奥利根紀行」がある。

ぜひ。

呑み比べた3本
左大臣 純米酒
Alc:15~16・酒度:+1・精米歩合:65%(?)
左大臣 本醸造生酒
Alc:18~19・酒度:+3・精米歩合:65%(?)
左大臣 六年貯蔵純米酒
Alc:15~16・酒度:+2・精米歩合:65%(若水)