ブログネタ:携帯電話持ち始めたのいつ? 参加中本文はここから
私が携帯を持ち始めたのは意外と遅い。約12年前に、以前居た会社のニューヨーク支店にいた頃で、日本ではPHSが出た後で1円で配り始めた頃だ。
携帯、と言っても今のようにワイシャツの胸ポケットに入る薄さ・軽さなどではなく、ニッケル・カドミウム電池だったので連続待ち受け時間も30時間程度しかなかった。ましてや液晶はモノクロだし、メール機能も付いていない。
そのころ、携帯電話を持ち歩く理由としては出張先で連絡が取れるように、と言うことと緊急の用件で捕まるように、というものだった。だからオフィスの留守番電話も「本当に緊急のご用件(absolute emergency)は携帯電話の××番までおかけ下さい」と残した。面白かったのはこの「緊急の用件」と言った場合、何を以て「緊急の用件」と呼ぶかが人によって違ったこと。結構大事な用件でも「あそこまで言われると『本当に緊急か』と考えて引いてしまった」という人もいれば、受けた側からすると大した用件ではないのに「これは最優先の緊急だ!」と前置きしてかけてくる人もいた。
今となっては、誰も彼も緊急性の有無に拘わらず、携帯にかけてくるなあ。
