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このネタを見た瞬間、私は迷わず「真田幸村」だ。
皆さんもよくご存じの通り、大坂冬の陣・夏の陣の際には豊臣恩顧の諸大名が次々と徳川方に寝返る中、九度山に幽閉されていた幸村は大坂城からの要請を粋に感じて九度山を脱出し、大坂城に入城、神がかりともいえる活躍で徳川家康を苦しめ、「日本一の兵(つわもの)」と言わしめた。
生きながらえる事だけ考えれば九度山でおとなしく過ごして、赦免を待つ、という方法もあっただろう。さらに冷静に客観情勢を分析すれば大阪方に勝ち目は到底ない中、敢えて大坂城に飛び込んだのはなぜか?
司馬遼太郎は「城塞」という小説の中で真田幸村のこの時の心境を「自己表現欲」という言葉で表現している。死ぬ前に一回でも二回でも家康にギャフンと言わせる。それを通じて「自分が何者か」を訴える。そしてそれに命をかける。非常に羨ましい生き方ではないか。
それに命をかけるかどうかはともかく、「自己表現欲」は大事にしたいものだ。