2009年4月14日付けNIKKEI NETより
米ゴールドマン、公的資金返済へ増資 1―3月1800億円黒字
【ニューヨーク=財満大介】米金融大手ゴールドマン・サックスは13日、50億ドルを増資し公的資金の早期返済に充てると発表した。同時に発表した2009年度第1四半期(1―3月)決算は、最終利益が18億1400万ドル(約1800億円)となり市場予想の2倍近くに達した。金利や商品などの市場取引が好調で収入が増加する一方、ローン投資の失敗による評価損は前の期に比べて急減した。損失処理が進んだ一部の米金融機関は業績が改善に向かっている。
このご時世、一体、何で収益を挙げたのか。これだけ流動性が枯渇している中で得意のM&Aも冷え込んでいるし、この記事のとおり「市場取引」で儲けたというならばどういう商品でどういうポジションを張ったのか?単に大きくポジションを張ったらそれが偶然に当たっただけなのか?慎重に見極める必要はあろう。
さらにすごいと思うのはこのタイミングで50億ドル(円、じゃありませんよ、ドルですよ)もの増資を行うこと。それも「好評だったら増額します」とわざわざ言っている。自信がある証拠だろう。
いずれにしても、このタイミングで早くも公的資金を返す大手投資銀行が表れている事自体、少なくとも金融の面ではいい兆しが見えてきているのかもしれない。後は、実体経済にそれが波及するのがいつか、だろう。

米ゴールドマン、公的資金返済へ増資 1―3月1800億円黒字
【ニューヨーク=財満大介】米金融大手ゴールドマン・サックスは13日、50億ドルを増資し公的資金の早期返済に充てると発表した。同時に発表した2009年度第1四半期(1―3月)決算は、最終利益が18億1400万ドル(約1800億円)となり市場予想の2倍近くに達した。金利や商品などの市場取引が好調で収入が増加する一方、ローン投資の失敗による評価損は前の期に比べて急減した。損失処理が進んだ一部の米金融機関は業績が改善に向かっている。
このご時世、一体、何で収益を挙げたのか。これだけ流動性が枯渇している中で得意のM&Aも冷え込んでいるし、この記事のとおり「市場取引」で儲けたというならばどういう商品でどういうポジションを張ったのか?単に大きくポジションを張ったらそれが偶然に当たっただけなのか?慎重に見極める必要はあろう。
さらにすごいと思うのはこのタイミングで50億ドル(円、じゃありませんよ、ドルですよ)もの増資を行うこと。それも「好評だったら増額します」とわざわざ言っている。自信がある証拠だろう。
いずれにしても、このタイミングで早くも公的資金を返す大手投資銀行が表れている事自体、少なくとも金融の面ではいい兆しが見えてきているのかもしれない。後は、実体経済にそれが波及するのがいつか、だろう。
