タイトルは:

「いかなるか、これ、けんにんじょうのこと」

と読む。禅書「臨済録」の一節である。

ギラリと光る刃を突き付けられた、その極限状態に置ける覚悟の程を問うものだ。
原文では臨済禅師の弟子が仕掛けた問答で、本当はそのあとのやり取りがポイントなのだが、今回の趣旨からはそれるのでそこは割愛する。

大事なのは「如何なるか、剣刃上のこと」と問いかけられた時の自分の答えだ。

斯様な経済環境の中で、私の仕事も日々、「剣刃上」だ。そういう局面で自分の本当の力が試されるのだろう。しかしながら、まだ自分の答えは持っていない、と言うのが正直なところだ。

最近、寝る前に一日を振り返りながら考えることにしている一節である。臨済録入門/井上 暉堂

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