何回かこのブログでも触れているが、私はミシュランやその「対抗本」と称するようなものに掲載されている飲食店では滅多に食事はしない。だから、このような店ばかりを取り上げる「食通」の方々のブログもこれまでほとんど見なかったのだが、ひょんなきっかけで見る機会があった。

「辛口」というだけあって、なかなか手厳しいですね・・・

私はこのブログで自分が行った飲食店のレビューを書くときに気をつけていることがある。それは悪口を書かない事だ。そして、そもそも悪口を書きたくなるような店はここでは取り上げない。むしろ、この店の「どこが気に入って」「どういう使い道に向いているか」を書くようにしている。そういう情報の方が「あの高級店は化学調味料を使っている!」という手の情報よりも読み手にとってはよほど意味があるからだ、というのが私の持論だからである。

ちょっとした従業員の粗相や料理の不出来はその日その日によって違うだろうし、人によって受け止め方も違うだろう。一方的にネットで書かれてしまうと、店としては弁解の余地は全くない。さらに始末が悪いのはこれらの問題を解決しても、これらの「批評」はネット上に残ってしまう。これは全くフェアではない。
直接本題とは関係ないが、実は一部グルメサイトの「口コミ」が信用できない、と思っている理由の一つはここにある。

世の不景気をよそに連日客単価2万円以上の料理を食べ、自分のブログでほかの「批評家」の悪口を書き合っている「グルメ通」のブログを見た感想である。