たまには「縄張り」の新橋・銀座からはなれたところで、ミシュランはおろか、「メシラン」にも載っていないけどお勧めの一軒です:


八丁堀 「藩士酒房 開国論者」


「藩士酒房 開国論者」という店の名前がいかめしいが、内装は「藩士酒房」らしくそれこそ「質素倹約」とまでは行かないが、シンプルで落ち着いている。カウンターに薩摩藩やら長州藩・会津藩の小旗が立っているのが目につく。「ん?薩摩や長州は攘夷論ではなかったの?」というどうでもいい突っ込みは入れないこと。

料理も「薩長レンコン餅」や「海援隊焼うどん」など、いかにも、という名前がメニューに並ぶが、お勧めは「レンコン餅」と「もつ鍋」だ。「レンコン餅」は外側の食感はフライドチキン、中身の触感はモチ、でも味はレンコン、という不思議な味だが、うまい。
一方の「もつ鍋」は正統派「もつ鍋」です。
ひとしきり食べて、飲んで一人5,000円程度の予算。今度は赤坂の店もトライしてみよう。