以前、このブログでも取り上げたが、比内地鶏を始めとする一連の偽装問題があちこちに飛び火している。

私がよくいく新橋界隈でも中華料理屋の店頭に「材料は日本製です」とわざわざ書くくらい、食材に対する不信感は根強いものが感じ取れる。
昨日のTBS「ブロードキャスター」でも取り上げられていたが、お歳暮商戦にも影響が出ているという。所謂ブランド食材を使ったものの出足が鈍いのだ。それはそうだろう。せっかく大切な方に贈ったものが「実は偽物でした」という話となればしゃれでは済まされない。

以前にも述べたが、やはり最大の被害者は騙された消費者であり、そして悪質な業者と同列に扱われてしまう真面目な業者たちである。

一方、船場吉兆に牛肉を納めていた業者は今、どういう心境なのだろうか、とも考える。自分たちが誇りと自信を持って納めた品物が「但馬牛」とラベルを貼り替えられるのだ。自分たちはまがい物など作っているつもりはないのに、そして自分たちのブランドで十分に売るだけの自信はあっただろうに、納入先から「お宅のブランドでは売れません」と言われているようなものだ。屈辱的なものを感じているのではなかろうか。

一連の騒動を見ていて、自分自身、反省するところもある。ブランドを信用し過ぎてはいないか。自分の味覚が鈍っていないか?
ブランドがなくたっておいしいものは美味しい。そう、自信を持って言えるようになりたいものである。