さて、昨日の続きである。
ここで劣後証券の投資家の視点でものを見てみよう。
プールに入っている貸付先は10社、そして倒産確率は10%である。
ここで算数の問題です。
1社も倒産が出ない確率は何パーセントでしょうか?
答えは0.9の10乗、即ち34.9%です。
つまり100-34.9=65.1%の確率で、50%以上の損が出る、と言うことなのです。ポートフォリオを作って、リスクを分散させるはずが、この優先・劣後の構造をとることにより、劣後部分のリスクは分散どころか集中することになってしまっているのです。
しかもローンは株式と違い、利息は無視すればもともとの元本以上の金額は回収できません。だから、プールの中の1社が倒産して損が出ても「他の儲けで取り返す」というのが難しいのです。
当然の疑問として、「リスクが集中する、と言う話は劣後部分に限った話で、少なくとも優先部分については損失が限定的になるのではないか?」ということになるかと思います。
実は、サブプライム・ローンの証券化で問題になっているものの一つに、証券化されたものの中にHome Equity Loanと呼ばれるものが証券化されているものがあるのです。このhome equityと呼ばれるものは何かと一言で言えば、
既に住宅ローンでお金を借りている人が、その家に劣後の担保を設定してお金を借りている
というもので、住宅の価格が少しでも下がれば真っ先に損失を被る、という極めてリスクの高い債権なのです。
もともとリスクが極めて高いローンでプールを作っているわけですから、損失の振れも激しいのです。
そして、もう一つ問題があります。
それはまた、次回。
ここで劣後証券の投資家の視点でものを見てみよう。
プールに入っている貸付先は10社、そして倒産確率は10%である。
ここで算数の問題です。
1社も倒産が出ない確率は何パーセントでしょうか?
答えは0.9の10乗、即ち34.9%です。
つまり100-34.9=65.1%の確率で、50%以上の損が出る、と言うことなのです。ポートフォリオを作って、リスクを分散させるはずが、この優先・劣後の構造をとることにより、劣後部分のリスクは分散どころか集中することになってしまっているのです。
しかもローンは株式と違い、利息は無視すればもともとの元本以上の金額は回収できません。だから、プールの中の1社が倒産して損が出ても「他の儲けで取り返す」というのが難しいのです。
当然の疑問として、「リスクが集中する、と言う話は劣後部分に限った話で、少なくとも優先部分については損失が限定的になるのではないか?」ということになるかと思います。
実は、サブプライム・ローンの証券化で問題になっているものの一つに、証券化されたものの中にHome Equity Loanと呼ばれるものが証券化されているものがあるのです。このhome equityと呼ばれるものは何かと一言で言えば、
既に住宅ローンでお金を借りている人が、その家に劣後の担保を設定してお金を借りている
というもので、住宅の価格が少しでも下がれば真っ先に損失を被る、という極めてリスクの高い債権なのです。
もともとリスクが極めて高いローンでプールを作っているわけですから、損失の振れも激しいのです。
そして、もう一つ問題があります。
それはまた、次回。