みなさんこんにちは。境界知能当事者ノミです。

今回は、
知能指数分布を分かりやすく表してみた【円グラフ】

についてのお話です。

 

 

 

このような方におすすめの記事です

・発達障害をお持ちの方
・知能指数分布について興味がある方
・なんとなく周りとの違和感を感じている方

 

 

 

  なぜ違うグラフで表してみようと思ったのか

 

知能指数分布について、よく見かけるタイプの図(正規分布図)はご存じですか?

中央に近いほど、出現率が高いというタイプの図ですね。

自分にとっては、日常生活ではあまり見かけないなと感じて、なかなかピンとこないタイプの図でした。

なので、別のグラフで表すことはできないかな、と思ったことがきっかけです。


 

知能分布数 正規分布図

 

このような図で知能指数を表すことが多いと思います。(イメージ)

 

 

 

  円グラフで表してみた

 

私にとって分かりやすい・身近だなと感じる、円グラフで知能分布数を表してみました。
 

参考

知能指数 - Wikipedia

 

知能指数分布 円グラフ

このような感じになりました。正規分布図よりも分かりやすい気がします。
 

 

 

 

  違うグラフで表してみて思ったこと

 

 意外な割合で驚いた

 

こうして円グラフでみると、ほぼ半数を占めるIQ90-109の次に多いのが、IQ110-119、80-89だということに驚きました。

なんとなく、IQ90-109が7割くらいかな?と思っていたので。

また、ギフテッドと呼ばれる方(IQ130以上)が、とても少ないことに驚きました。

特集で見かけることがあるので、なんとなく多い印象を受けていたのですが、数字では2.3%と、とても少ないです。

 

 

 

 

 境界域の定義は微妙に差があるのかもしれない

 

境界知能とされるIQは微妙に差があると感じました。

IQ71-84が境界域とされることが多いようですが、70-85だったりなど、定義には少し違いがあるようです。
 

 

 

 

 数字では分からない部分もあるのかもしれない

 

一般的に、境界域は周りと差があって困っているという印象を受けますが、どれだけ早期に分かったかどうかで、困り度が変わってくるのかもしれません。

今は、発達障害の方向けの支援やプログラムもありますので、「あれっ?」と思ったら、選択肢に入れてみることが大切だと思います。

逆に、普通とされる知能指数でも、数字だけでは測りきれない辛さがあるのかもしれませんね。


 

 

 

  境界域を考えてグラフを作ってみた

 

まとめとして、自分なりに境界域を含めてのグラフを作ってみました。

 

境界域70-84を14.0%、-69は2.3%としました。

(設定した数値は目安ですので、参考程度にご覧ください)

 

参考
境界知能 - Wikipedia


知能指数分布 境界域含む 円グラフ

境界域を考えてのグラフ(緑の所が境界域です)

 


 

なんとなくですが、自分が思っていたよりも数字上は境界域が多い様子です。

調べる前は、「私はひとりぼっちなんだ。孤独だな…。」と思っていましたが、もしかしたら同じような立場の方が身近にいるのかもしれません。

 


 

 

 

 

 

 

 

今回は、
知能指数分布を分かりやすく表してみた【円グラフ】
についてのお話しでした。

考えを整理するために、今回改めて知能指数分布について調べましたが、思っていた結果とは違うことに驚きました。

境界域の方は、障害特性の部分を努力不足とみなされる場合もあるかもしれません。

まずは、辛いと言ってみよう。助けを求めてみよう。

手助けを得ながら、より安全な人生を歩んでいただけたらと思います。



それではまた!
 

 

 


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