みなさんこんにちは。

境界知能当事者ノミです。


今回は

聞こえ方の悩み

についてのお話です。

 

発達障害の方は
実際の音とは違って
音が聞こえるときがあるようです。
 
感じ方は本当に様々ですが、
私が感じた例をお伝えしたいと思います。

 

 

高音域が耐えられない


私が小学生の頃
母とスーパーへ買い物に行きました。
 
店内に入りましたが
葉物野菜や豆腐などを冷やす
冷却器の高音域で頭が痛くなってしまい、
体調不良になって家に帰ることがありました。
 
また、台所の
水道がシャワータイプで出るときの高音が辛いので
直水タイプにして使っていました。
 
今でも体調があまりよくない時は
直水で水を使っています。
 
私自身、辛いと言う感覚が認識できず
気持ちも表せなかったので、
家族からは「好みが強い」、
「甘え」と捉えられてきました。
 

 

一部の音、音域を無意識に拾う

 

普通の会話の高音域を拾ってしまい、
コソコソ話をしているように
聞こえたときがありました。
 
この場所でコソコソ話しをするものかな?と思い、
目を向けて集中して聞くと
普通の会話の声量でした。
 
また、
電話がかかってきたときの音が
いつもと違って聞こえるときがありました。
 
いつもの呼び出し音は
ツウー、ツウーですが、
…ウー、ツ……と聞こえました。
 
一瞬、聞いた時には理解ができませんでした。
 
この音は外線?内線?それとも放送?

呼び出し音が変わるなんて…、
最近電話工事あったっけ?
 
私が考えている間に
誰かが電話を取り、音が止みました。
 
あっ、これは
外線がかかってきていた音だったのか…。
 
いつも聞き慣れている音なので
音が違って聞こえたことに驚きました。
 

 

よかったこと

 

逆に、音が違うからこそよかったこともあります。
 
歌の音程が違って聞こえるので
新しい音を聞いているようで楽しいです。
 
特に、良く聞こえない状況、
他の音が鳴っている場合は
頭で別の音を作り出すので、
その歌が聞こえ始めてきたときの
答え合わせがおもしろいです。
 
また、一部分だけ音が聞こえるので
音を拾う場所によって
違う歌のように聞こえます。

 

対応策

 

PC作業の場合

 

ワードやエクセルでの読み上げ機能を使います。
 
何回も聞くことが出来ますし、
耳からも目からも情報が入るので
間違いを発見できる可能性が上がります。
 
 

YouTube視聴の場合

 

グーグルクロームで
tube-maniaという拡張機能があります。
 
こちらを使うと
ピッチが-12まで下げられますので、
高音域が辛い人におすすめです。
 
速度も細かく変えられるので、
ゆっくり再生することもできます。

 

 

対面の場合

 

経験を覚えておくことが良いと思います。
 
過去の記憶を頼りに
今聞いた言葉は合っているのか、
合っていないかを予測します。
 
今まで
この言葉、文法で
この行動をする人はあまり見かけなかったな…。
 
もしかして聞き間違いかもしれない。
 
もう一度聞いてみよう、質問して確認してみよう
という確認作業を入れることが出来ます。

 


 

 

 

今回は
聞こえ方の悩み
についてのお話でした。
 
このような感じ方を持つ人も
「みんな」の世界で生活しています。
 
 
 
それではまた!