私の知る中で、

3本の指に入る人物から、電話があった。

出先なので夜かけると言って切った。


自己中心的人物、地球は自分を中心に回っている。

月ぐらい買い占めてやるみたいな人。

70後半女性。

以前、恩師に依頼されて、パソコンの基礎を、教えたことのある人だ。

ぱっとみ、李香蘭さんを思わせる風貌である。

私は、

別に他人に利用されるのが嫌いなわけではない。

この人の場合、

お年も母より上なわけで、

お年寄り扱いして、多少の我儘は聞き入れようと思うのだが。


億ションに越したから、電話が無く、携帯だけが連絡手段だと言われ、

家の電話から、いくら彼女の携帯にかけても、

呼び出し音がなるばかり、

風呂にでも、入っているのかな、と思い1時間後、また、かけるが、同じ。

私の携帯は基本料が安いから、通話料が高い。

何の気なしに、携帯でかけてもみたら、1コールで出た。

「1時間前から、かけてるんだよ~」

と、いうと、

「ああ、お友達と電話で話してたもんだから~」

と、いう。


固定電話あるんやんけ~~~~

聞かなかったことにしてっと。


「ところで、なんでしょうか?」

と、たずねた。

彼女には、季語も無ければ、突然の侘びも、近況を尋ねる事もないから、

こちらも、察する必要を感じない。


「インターネットで見つけた写真を、マイピクチャーに入れてたら、みんな、消えたのよ」

と、憤慨している。

なんでだか、考えた。

考えているうちに、携帯代が気になりだして、

「1階ののパソコンの前から、もう一度電話します」

と、言って、

1階のパソコンをたちあげたて、家の電話から、彼女の携帯にかけた。

何回鳴らしても出ない???


どないなっとんねん?


携帯から、かけると、1コールでてきた。

「ココは1階なので、なぜか、携帯の電波が悪いし携帯代は高いから、家の電話からかけるよ」

と、言うと

「あ、そう。なんでしたら、こちらからかけてもよろしいよ」

と、待ちに待った言葉がやっと出てきた。


なんだかんだと、1時間の時間ついやした。

問題は解決した。

それでは、さようなら~と電話を切れば良かったのだが、、、、

「それじゃ、ついでに、そんなにたくさん写真があるのなら、整理しやすいように、区分けする方法を説明しますね」

と、言うと、彼女がかけてきた、私の固定電話にキャッチが入った。

「すいません、今電話がきたから、ちょっと切りますね」

と言って、5分後こちらからかけた。


「もう、今日はよろしいわ。もうすぐ、趣味悠々パソコン講座が始まるから」

えっ。。。。

カチンカチン

「今日はって~~~!!!もう自分でがんばってちょ~」

と、言ってやった!

「はいはい~」

と、電話は無常に切られた。


80前でパソコンに取り組む姿には、敬服する。

そして、私は、この人に、都合よく利用されてもいいと、(恩師の顔を立てて)思っている。

なのに。

なのに。

なのに。

はらたつ。

そして、疲れた。


この人には、感謝の気持ちが、まったく無い。

ふと、この人は、私の親しいひと?か。と、錯覚しそうになった。


こんなのは序の口。。。




つづく