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沖田音楽教室  (世田谷区深沢、港区三田)のHPです。

講師歴35年

アメリカのペースメソッドをご紹介しているピアノ教室です。

従来のテキストもレッスンしております。

 

 

生涯使える音楽スキルを楽しく身につけませんか。 

 

                                                   

 

https://okita-pianoschool.amebaownd.com/

 

 

 

 

 

 

映画音楽みたいだ

 

 

やっぱりそうだったのですね

19世紀末から20世紀初頭にかけて作られた

ヨーロッパの音楽ですが

 

どちらかというとハリウッドとか

アメリカの映画音楽で流れる曲の感じがする

 

ヨーロッパの映画にもありそうですが

どちらかというと

いわゆる「クラシック」曲も多いですしね

 

 

前回も素晴らしいコンサートでしたし

今回の演奏会ロマンティックな曲ばかりで

とても素敵だったのですよ

 

 

 

 

 

 

指揮者の

Naoki Sugiyama すぎやまなおき さん

 

永くウィーンにお住まいで教養も深く

お会いするといつも機知に富んだお話を

してくださる素晴らしい方です

 

 

 

コンサートの中

曲の合間に客席を振り返って

「指揮者は舞台で喋ってはいけないと

言われるが」

 

と前置きしながら興味深い話をされ

とてもアットホームな演奏会でした

 

結構喋ってたな・・・

 

 

 

フランツ・シュレーカー室内交響曲

 

 


 

人気を博していたフランツ・シュレーカー

1912年ウイーン国立音楽大学教授の時に

創立100周年に際して作曲したという

室内交響曲

 

初演はチェロのフランツ・シュミット(スゴすぎっ!)

も演奏したそうで

しかしユダヤ人であったこと

頽廃芸術であるとされ

ナチスによって封印されてしまうのです

そして1970年代までほとんど演奏されていません

 

 

この作品は

ハルモニウムという楽器を使うのですが

日本ではほとんどなくて

100年以上前のアメリカ製のリードオルガンにバンドネオンを重ねる

というびっくりする方法で?!演奏をされていました

 

2017年ウイーン国立音楽大学創立200周年記念演奏会が

行われた時にすぎやま先生自身トロンボーンを演奏して

ぜひこの曲を日本でも披露したいと考えたそうです

 

 

 

 

 

 

 

 

『三文オペラ』で有名なクルト・ワイル

交響曲第1番

 

 

『三文オペラ』で有名なクルト・ワイル

交響曲第1番

彼もユダヤ人で人気を博した作曲家でしたが

ナチスに危険視されフランスに行き

それからアメリカに亡命しています

 

斬新でモダンな表現

アメリカではミュージカルの曲を書いていて

映画音楽に多大な影響を与えたことも納得します

 

デヴィット・ボウイなどクラシック以外の

ポップスターにも大きな影響を与えているようです

 

 

第一次大戦以降ナチスの台頭

ハイパーインフレ

ちょうどその頃の社会情勢と今が

似ているのですよね・・・

 

 

ゴッホやムンクも封印されたのですね

 

ちょっとふざけないで欲しいよね

 

 

 

 

『亡き王女のためのパヴァーヌ』

 

 

 え????

これ超メジャー曲じゃん

 

フランスのモーリス・ラベル

『亡き王女のためのパヴァーヌ』

 

あまりにエスプリ効いてて美しく

あまりに思い出すことあって

涙が出てしまう

 

冒頭のホルンがなんとも言えない哀愁で

素晴らしかったです

テンポも良かった

 

 

 

 

 

 

 

クロード・ドビュッシー『神聖な舞曲と世俗的な舞曲』

 

 

こちらも世界的に有名な作曲家でございますが

ハープのために作曲された

クロード・ドビュッシー

『神聖な舞曲と世俗的な舞曲』

久しぶりにハープの演奏聴けて嬉しい

 

 

 

映画音楽みたい

と感じたのも間違いじゃなかったんです

 

 

印象主義や表現主義の絵画・音楽は

貴族や宗教のためのものであったかつてとは異なり

精神的なものや内面であったり

外に向くと政治について及んでくる

 

ヒトラーにとっては厄介な存在なわけです

 

 

「ロマンティックでドラマティックで素敵な曲キラキラ

 

なんて言ってる場合じゃなかった時代背景ですが

そんなこと思って演奏聴ける日常で良かった

 

 

 

喋る指揮者曰く

 

『ナチスに迫害されていなかったら

クルト・ワイルもフランツ・シュレーカーも

ドビュッシーやラベルと並んで

有名な音楽家として

後世伝えられたでしょう』

 

 

そうか

この人たちのおかげでハリウッドの映画音楽が

彩られたのだと思いましたよ

 

 

 

 

 

 

 

久しぶりに電車に乗ったら

いろいろ変わっていてちょっと戸惑いました新幹線前

こんな格好して電車乗ってませんが・・

前にスペインで買った安価な帽子

カンヌ映画祭でも観に行きたい・・・・

 

 

 

 

次回は12月9日(金)三鷹芸術センター風のホール

 

 

  

 

次回は12月9日(金)三鷹芸術センター風のホール

 

 

 

 

 

ヴァイオリンのアレクサンドラ・ティルスーさんは

2021年ミュンヘン国際音楽コンクール3位の素晴らしい女性です

 

 

ぜひお聴きくださると嬉しいです