晩酌しながら思い出した話。
 
その当時ワシは三十過ぎくらい、か。
 
A氏、ワシよりも二回り以上年上。
仕事でちょっとだけ顔合わせたが、ワシがよく行く居酒屋で会う。
お互いよく来ていたのにぃ、ッつう話で盛り上がり
A氏とはその店で会って、二人とも夜の巷に消えることもあり、
約束して一緒に呑む事も週何度かありました。
しかし、彼には「家族」がいますから、
ワシが「おぉ、ここで呑んでます「」っつう連絡は
すんごい酔っ払いの時しかない。
ま、お互いよく呑みました。
 
B氏、1~2歳年上
(と思っていたが、数年後呑んで話していたら
6歳年上だったことが判明)
よく行くスナックで会うが、もう、お互い言いタカ放題で、店で言い争っていた。
マスターママさん、常連のお客さんも、ワシら二人の会話に
 
「はい、はい」(笑)
そんな状態なのに、「二人」で呑みに行って、「がぁ、何言いたいの?」
やらで周りからは
「はい、はい」
 
A氏は仕事の多くは主張で、自宅療養中だった癌の父がいて
その日、たまたま出張の仕事が早く終わり、
ふつうは会社に戻るんですが、自宅に寄って奥さんの話やら聞き
父親の、寝てるそばに行く。
父親は水が飲みたい、と。
A氏は自分の膝にお父さんの頭を乗せ、水を飲ませると、少し飲んで…。
寝ている、と、思っていたが、そのまま逝かれていた。
 
B氏は「かんりょー」っッてもいい様な仕事で、勤務時間は決まっている。
彼は独身で、自宅療養中癌の母を一人で看病していた。
仕事に出るときは、嫁がれとる近くに住む姉と交替して出勤していた。
その日、朝、「すぐに会社に」と連絡が入り、早めに出勤しなければならなくなった彼は
お姉さんに連絡し、お姉さんも、「早くいく」。
彼が早く出勤のために家を出た時間とお姉さんが来た間が1時間。
その間にお母さんは亡くなられていた。
 
すごく両極端な話が同時期でして、すんごい考えるモンがありました。
 
A氏から「呑まない?」と電話が来て約束し楽しみにしとると
B氏から「落ち着いた、呑もう」と電話。
 
同じ日でしたね。