「病気なんじゃないの?」

怒りを通り越し、あきれ顔の母の声と

目の前で怒っておられる先輩のため息交じりの声が混ざる。


断じて、病気ではない。

二日酔い以外で、寝込むことはない。


物心ついたときから、うっかりミスの多い人間だった。

多いといっても、並みの"多い"ではない。特盛だ。


忘れ物はもちろん、目の前にある太字や赤字に気が付かない。

あきらかに、「ここ! ここ、みんな失敗するでぇー」と警告を発している文字を

まぁ視覚でとらえてはいるんだけど、そこから注意しても、なぜか必ず失敗する。


ようは、いい加減な人間なのだ。

そのくせ、「何とかなるだろう」が口癖で、怒られても一瞬へこむだけで、

脳みそが勝手に忘却モードに入る。

ゆえに、同じような過ちをおかすのだ。


アスペか? アスペなのか?と自らを疑うも

うーん、調べてみると、どうもそこまでではなさそう。

病気って診断されちゃえばいっそ楽だったのに・・・ただのなまけものかよ。


酒を飲んで道化になるのも

酒に飲まれてときたまフリーセックスなのも

へらへらと、自分をごまかしたいからなんだなぁ。


「アスペ 向いてる 仕事」で検索している時点で

成長のない人間だなぁ、と。


まぁでも

ポジティブは人を傷つけない。

かける迷惑が最低限ですむように、努力する所存。