今日も過去の癌のお話し、最初の悩み、手術の選択についてお話しします。
癌患者になり、手術日が決まり、色々な情報が出てきます。私の場合はトリプルネガティブという情報。担当医が言いにくそうに、残念ながら細胞検査結果ではトリプルネガティブだったと伝えてきました。そして、最終的には手術で全て摘出して細胞検査をしてみないと分からないからとも言われました。もしかしたら、検査で取り出した癌細胞がたまたまトリプルネガティブだったが、治療法が効く癌細胞が混じってる場合もあるそうです。そして、この時に言われた私のガンサイズは1.4センチ、ステージ1予想。この時はまだリンパ節への転移がないとは断言できないので、予想となります。通常の検査ではリンパ節転移が見つからなかった場合は、手術の時にリンパ節郭清をして、転移が本当に無いかを検査するからです。
私は医師の話し方で、トリプルネガティブが悪い事だと理解しました。そして帰って調べてびっくり。ブログは余命の話ばかりですし、今の時代乳ガンは治る病気と色々な人から慰められていたのにそこに当てはまらない。。。私は38歳なのでギリギリ若年性にも該当します。私より若い人、ステージの進んだ人、そんな人が同じく死を感じて闘っていました。
そして、トリプルネガティブのブログはステージが低くても悲観してる人が多くて、五年以内に再発し、闘病してる人のブログばかりでした。その後担当医と会った時にその件を聞くと、担当医もトリプルネガティブは5年以内の再発が一番多くて、死亡率が高いと教えてくれました。でも、5年過ぎると横ばいになって、そこからはあまり数値は変わらないと。
だから、その時に私行き着いた答えは、きっと若年性トリプルネガティブでも、長生きして幸せに暮らしてる人はいっぱい居るはず！でも、幸せに暮らしてるからブログは書いてないに違いないと。
だから、もし自分が5年以上サバイブできた時には絶対普通に楽しく暮らしてるブログを書こうと。そしてこうしてせっせと書き始めました😁
ところで、手術までに私には選択肢がありました。どこまで切除するのかです。部分切除プラス放射線治療と全摘出で放射線なし。全摘出は胸の皮だけ残して全部くり抜く感じです。
私は胸がとても小さくてコンプレックスでした。小さいって本当にほんとーに小さいんです。まさしくまな板。ずっとずーっと豊胸に興味があって、自分の脂肪を吸引する豊胸をしたいなと考えたりする事も多々ありました。その豊胸が安心かつ何十年も維持できると納得できてたら間違いなくやってたかも！カウンセリングの相談電話した事もあるくらいだから。
そんな私なので、美しい膨らみのある私の胸が無くなって、女性として自信がなくなる。。。という落ち込みは全くありませんでした。だって、元々その自信全くなかったから🤣でも、部分切除なんてしちゃって小さい胸だからきっとおっきな窪みができて、放射線治療で皮膚も硬くなったりしたら。。。もっと自分の胸が嫌になっちゃう。先輩方のブログ読んでも、部分切除で窪みとかできたり、形が歪になって後悔してた人もいたので、再発のリスクがより少ない事もあって、私は迷わず全摘出の乳房再建を選びました。
残念ながら、さっさと手術できる病院を優先したので、最新の再建手術と同時にはできなかったので、暫く左だけぺったんこの胸なんですが、元々ぺったんこなので、これまたそんなにショックでも違和感もないという🤣🤣🤣将来再建できるし、どうせならその時豊胸もしちゃえるのでは？とほとんど落ち込みませんでした。
義母には、いつも明るくて全然落ち込まなくて偉いね。と言われましたけど、元々胸ないんですもの。
乳ガン手術の時、皆さんどちらにするかとても悩むと思います。なので私の全摘出の結果をちゃんと共有しますね。
再建して胸は見た目はとても綺麗です。でも、薄い皮の中にすぐにシリコンパックがあるので、左胸だけ触ると冷たいし、特に癌のあった皮膚の薄いところではシリコンパックを感じたりします。なので、本当に触り心地もこだわりたいなら、自分の脂肪を注入する再建がいいかもしれません。
ちなみに、私の4歳上の姉も3年後ホルモン治療のできる5ミリのステージ1の乳ガンになるのですが、凄く美にこだわりがあるので、自分の脂肪を吸引して入れる再建を選択しました。でも、この脂肪吸引がめちゃくちゃ痛いそうです。とにかく暫く脂肪吸引した所が痛くて、ずっと寝込んでたくらい。しかも姉は私と違って胸が大きいので、二回に分けてやる必要があったのですが、余りの痛みに二回目をキャンセルして残りはシリコンにしました。でも、脂肪が入ってるので私より手触りは柔らかくて本物に近い。そして寝転んだ時とか形も動くので、より自然です。シリコンはどうしても硬いので、寝転んでも流れないんです。
そして、私の高校からの親友も去年乳ガンになったんですが、こちらもホルモン治療のできるタイプかつ5ミリ。でもステージ0という幸運。彼女は悩みながら部分切除を選択し、放射線治療をしました。でも、胸の形や歪さはほとんど気にならず、放射線で日焼けして黒ずんだ感じは残っていますが、徐々にうすくもなったし、本人は満足していました。彼女は胸がB。癌も小さいし、先生が切除後が変にならない様に綺麗に寄せてくれたそうです。普通に膨らみがあるから吸収できたんですね。先生に美しさがとても大切だとちゃんと伝えて相談した結果だし、本人も満足してました。
どういう選択をするか悩ましいですよね。どつか怖がらず、しっかりと納得できるまで調べて、相談して自分に合った選択をして下さいね。何が正解とか無いですが、あの時知ってればという後悔はしてほしく無いですから。
ちなみに、私は乳房再建のシリコンを入れる手術は3年後にスペインで受けました。そして、勿論？？抗がん剤治療が終わって、再建手術の許可がでた時に、同時に豊胸手術もしちゃいました！
その辺りのお話しはまた後日に。
今日はこの辺で。
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