けれども季節は巡って、啓蟄の頃になりました。
秋から春にかけての、地面の下の小さな虫たちのお話です。大の仲良しの5匹はトランプをしたり、蓄えてある食べ物を見せ合ったりして過ごしていました。エンゲリンとリアは、それぞれ何かの幼虫のようです。
リアは白い糸で編んだハンモックで寝ています。日が経って、みんなが呼んでもリアはやって来ません。そしてある日、ハンモックは空っぽになっていました。エンゲリンの秘密の食料は地上に芽を出し…
美しい絵本です。20年ぐらい前に、小学生の男の子が「きれいな絵本だよ」と、教えてくれました。
その彼も今では、すっかり大きくなってしまいましたが…。
また、マスクが無いのも辛い、花粉症の季節まっただ中でもあります。
鼻のしくみや働きを教えてくれる、愉快で真面目な科学絵本です。
「だんだん はだづばりが ひどくだって きちゃった。ぼう、べっとじ ぼどって でばす。おやすびださーい。ずる。」(引用) 何て言ってるのかな?
上を向いて鼻の穴を見せてあげてください、とか、鼻をつまんで、なにぬねの、まみむめもと言ってごらん、とか、子どもたちにも参加してもらえるようになっています。
また、みんなで楽しく読めるといいですね!
今年はこの本も入れましょう。
●『いっしょだよ』小野寺卓矢/写真・文 (アリス館) 2012年
「あなたは
だれと いっしょかな?
・・・
めに みえるもの
みえないもの
すぐ ちかくにも
ずっと ずっと
とおくにもー
ちゃんと
いっしょ だよ」(引用)