2026年現在、脳梗塞後遺症の治療は、
再生医療の社会実装とテクノロジーを活用した先進的リハビリテーション
の融合により、大きな転換期を迎えています。
特に注目すべき最新の治療法は以下の通りです。
1. 脳再生医療の実用化(アクーゴ)
国内初の脳損傷(外傷性脳損傷を含む)向け再生医療等製品「アクーゴ」が、
2026年春にも製品出荷・実用化される見通しです。
内容: 他人の骨髄由来の間葉系幹細胞を加工し、脳の損傷部位に直接投与します。
期待される効果: 損傷した神経組織の再生を促し、
慢性期の運動機能障害を改善させることが期待されています。
2. 磁気刺激療法(TMS治療)とリハビリの併用
頭蓋骨の外側から脳を刺激するTMS治療(経頭蓋磁気刺激)と、
リハビリテーションを同時に行う治療法が普及しています。
仕組み: 磁気を用いて脳の特定の部位を活性化、
または抑制することで脳の可塑性(自ら変化する能力)を高めます。
メリット: リハビリ単独で行うよりも、
麻痺した手足の機能回復がスムーズに進むと報告されています。
TMS治療の直後(30〜60分以内)に集中的なリハビリ(理学療法・作業療法など)を
行うのが一般的です。
3. 最新ロボットリハビリテーション
装着型サイボーグや自律型ロボットによる支援が高度化しています。
HAL(下肢・単関節・腰タイプ): 脳から筋肉へ送られる微弱な信号を読み取り、
装着者の意思に従って動くことで、正しい歩行や動作の学習を助けます。
トヨタの歩行練習アシスト: 「助けすぎない」設定により、
患者自身の能力を引き出しながら効率的な歩行訓練をサポートします。
4. その他の先進的な取り組み
エクソソーム治療: 幹細胞が分泌する物質「エクソソーム」を点滴で投与し、
神経細胞の修復や血管新生を促す自由診療も広がっています。
頭蓋骨細胞由来の再生医療: 広島大学などで、
患者自身の頭蓋骨から採取した細胞を投与し、
運動機能の回復を目指す臨床研究が進められています。
これらの治療法は、従来「発症から6カ月」とされていた回復の限界(リハビリの壁)を超え、
慢性期でも機能改善を目指せる可能性を示唆しています。
個別の状況に最適な治療については、
専門の脳神経外科やリハビリテーション科への相談が推奨されます。
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治療を行う上で注意する事
TMS治療(経頭蓋磁気刺激)は受動的治療です。
本人も積極的にリハビリに参加して、身体を動かすことが必要です。
単に寝転んでいては、無駄な時間を過ごすことと同じで、効果はありません。
TMS治療(経頭蓋磁気刺激)は、うつ病に効果がある治療法です。
2019年から保険適用されました。
脳梗塞後遺症の治療法としては時代遅れになる可能性があるようです。