次男とカナダに戻ってしばらくした頃、

児童相談所から長男の携帯を通じて連絡が。

(国際電話は繋げないそうで、私とのやりとりは長男の許可を得てライン経由)


「息子さんが居なくなりました」


「どこから居なくなったんですか?」


「それは言えません。場所は公開していないので」


それじゃ、どうもしようがないでしょう。

なんのための連絡なのか。


「今日は真夏日で暑いですし、普通なら近くのスーパーに居たりするのですが、見つからず」


「まぁ、息子の考えからすると、恐らく歩いて友人のところにでも行くのではないかと」


その後、やはり見つからないので全国に捜査依頼をかけると言う。

「写真を1-2枚もらえますか」


これは、いきなりテレビとかに行方不明者として出るのか?聞くと「それはわからないので警察に問い合わせてください」


んーー。


とりあえず警察に電話。

写真は各所の警察官に配布されるだけらしい。


写真を探していると、また連絡が。


「見つかりました!」

お友達からケータイを借りて、父親に連絡をした模様。やっぱりな。


そしてその後。

「こうなってしまうと児童相談所ではこれ以上対処できず、息子さんは精神病棟へ入院してもらいます」


病院に行くことは以前から考えていて今回もその旨は伝えていたが、結局こうなるなら、留守にしている私の自宅に居させてもよかったのではないか。


結局、翌日父親と相談所の職員と病院へ。

親権者である母親の合意が必要とのことで、

またLine経由で連絡が来た。


それ以外の方法がないので合意するしかない。

父親も帯同しているなら、親権なくとも父親の判断も含めてほしいと伝えて終える。


結局強制入院となるが、本人がかなり抵抗をしたようで、本人もその際の動画を撮っていた。(後で知る)


そして、帰国まで入院となる。

もう、落ちるところまで落ちた感じ。


ふと見つけた格言が身に染みる。