「エナジー飲料、欧米で規制の動き拡大」というネット上でのニュースが流れていました。

 

 

中身を読むと、先月にアメリカスポーツ医学会(ACSM)から発表されたエナジードリンク摂取の注意を喚起する推奨声明を紹介しているようです(Energy Drinks: A Contemporary Issues Paper)。

 

 

早速この元論文を読みました。

 

 

 

 

大学生アスリートの約80%がパフォーマンス向上のためにエナジードリンクを利用していると書かれてあります。

 

 

 

 

私はテレビを見ないので日本のコマーシャルがどうなっているのかは知りませんが、欧米ではパフォーマンスを向上させるということで派手な宣伝をやっているのは想像に難くありません。

 

 

 

さて、エナジードリンクの問題はきまってカフェインの問題です(論文ではタウリンも少し寄与していると書いています)。

 

 

さぞかし、問題になるくらいアメリカの商品はカフェインを大量に入れ込んでいるのではないかと思っていたのですが・・・

 

 

平均して·100 mL中、32 mg(商品によって30 ~134 mg)。

 


コークやペプシでは上限を20mgと設定されているようです。

 

コーヒー一杯(スタバのようにグランデサイズもありますが)48 mg ~ 317 mg

 

 

こうやって並べてみるとエネジードリンクのカフェイン量は決して多くありません(論文ではコーヒーは抗酸化物質が含まれているからカフェインの副作用を抑えるという苦し紛れの推論を書いています)。

 

 

しかし。実際にガンや甲状腺機能低下で使用するカフェインの量はもっと多いです。

 

 

それではなぜカフェイン入りのドリンクが問題になるのでしょうか?

 

 

 

カフェイン単独の摂取では糖のエネルギ―代謝が高まるので、糖をしっかり摂取して、エネルギ―代謝を回すのに必要なビタミンやミネラルを補給しないといけません。

 

 

これは基礎医学の基本中の基本です。

 

 

その生命の仕組みをおろそかにすると、カフェイン投与によって低血糖を来し、アドレナリンが上昇します。

 

 

これも基本中の基本です。

 

 

それによる影響が特に脳と心臓というエネルギーを大量に必要とする器官に現れます。

 

 

それが論文の喚起している速脈、不整脈やケイレン発作といった刺激(細胞ストレス)症状です。

 

 



この仕組みをよく眺めてみると糖質制限やケトン食が起こす危険も理解できるのではないでしょうか?

また糖質カットや糖質フリー、人工甘味料がいかに危険かも理解できるようになるでしょう。

 

 

私が知り得る限りでは昔のコークや日本の製薬会社が出しているエネジードリンクはこの仕組みをしっかり理解してよい製品を作っているものもあります(すべての商品の原材料をチェックした訳ではありません。あしからず)。

 

 

 

 

 

 

(以下はお読みにならなくて結構です (#^.^#))

 

 

私は自分のことを知るためにも(なぜこれほどまでの苦を抱えているのかを知るためにも)、またなぜ私たちが存在しているのかを知るためにも真実に到達したいと希求しています。

 

 

しかし、ほとんどの日本人にとって「真実はどうでもよい」といいます。

 

 

真実に到達しないで何のために生きているのか不思議で仕方ないのですが、大半の日本人はそうは考えない。むしろ真実を追求する人間は追い詰められて排斥されます。

 

 

 

このことは以前からうすうす気づいていましたが、最近はこの激動の世界の中でも日本は何も変わらない(というより現状維持すらもできず緩やかに衰退していく)ということに確信に至っています。

 

 

真実よりも現状の組織にうまく適合していくこと(つまり自分のエゴ)が最優先されるといいます。だから多くの日本人にとって真実よりも印象(これを空気ともいう)が大事なのですね。

 

 

ということは印象操作すれば日本は簡単に統治できるということです(実際に日本で行われています)。日本の権力者から大衆まで揃って真実くらい都合の悪いものはない。

 

 

インターネットの情報は真実とかけ離れた印象操作が大半を占めます(テレビ・雑誌・新聞などは印象操作しかない 笑)。

 

 

ユーチューブなどの動画は印象操作をさらに加速させています。こんなことは慧眼のある人ならすぐに見抜けます。

 

 

進化の過程で「矮小化」という現象があります。

 

 

同じ動物が祖先でも離れ小島では、資源が少ないために、体格が小さくなっていくことがその具体例です。

 

 

まさに心身ともにこの「矮小化」が世界の離れ小島で起こっている(その逆に世界はダイナミックに変化しつつある)のを今はただ観察しています。