10月14日(土)東京で「エピジェネティックス総集編」を開催します。

 

 

「エピジェネティックス」は簡単にいうと、環境が遺伝するということです。遺伝という言葉が混乱を招きますので、もっと分かり易く説明すると「先祖が環境から受けた影響は子孫に受け継がれる」というものです。

 

 

 

よく虐待を受けた子供は、自分が成長して親になり気がついて見ると父親と同じように自分の子供に暴力をふるっていたなど、経験的には漠然と知られていた内容です。

 

 

私がちょうど大学院で遺伝子研究していたころに、この「エピジェネティックス」の分子レベルでのメカニズムがホットな話題になりました。もう20年以上前になりますね。。。。光陰矢のごとし(#^.^#)。

 

 

ラマルクの獲得形質の遺伝(環境因子の遺伝)は、学生時代からずっと興味をもってさまざまな文献を読み込んできました。

 

 

日本語ではもちろんそのような研究をまとめたものがありませんでしたの、当時も洋書をかなり買い込んで読み込みました。

 

 

 

昨日、それらの本を再度取り出してみると、最新のエピジェネティックス論文にも随分と引用されていることが分かりました。この分野はまだまだ発展していきますね。

 

 

 

いまでは「エピジェネティックス」の本は随分と日本語に翻訳されて、一般書になって珍しくはなくなってきていますが、私が学生時代だったとときは「遺伝子決定論」オンリーでした。

 

 

ラマルクやルイセンカが記した環境遺伝(エピジェネティックス)は経験的には知られていましたが、それを説明する分子レベルのメカニズムがここ数十年でつまびらかにされています。

 

 

生物学分野のサイエンティストたちもこのことをすでに分かっているのですが、なにせ研究資金が遺伝子関連しか出ない(遺伝子決定論は既得権益層に都合がよい)ため、泣く泣く意味のない遺伝子研究を強いられていると思います。

 

 

「遺伝子は何も決定できない」
「1世代で環境因子によって形質が変化する」

 

 

そして何よりその環境因子の影響が子孫に受け継がれるという事実。

 

 

まさにこの事実は私のエネルギ―代謝・場の理論の支柱になるものです。

 

 

 

学業の断念、経済的苦境、精神薄弱など社会があらゆることを個人のせいに押し付けていますが、ひょっとしたらそれはあなたの先祖がある環境に暴露されたせいなのかも知れません。

 

 

 

今回の講義を聞いていただくと、能力のなさを個人の努力不足に還元する(だから自己啓発が流行る)のは単に支配層の都合であり、サイエンスではないことが分かって頂けると思います。

 


結論は、
「あなたの今の状態はあなたのせいだけではない。しかし、今の状況から脱出するのはあなたのエネルギ―代謝次第。」となります。

 

 

きっと元気が出てくると思いますよ!(^^)!。

 

 

とういうことで・・・・・

 

 

 

今回は基礎医学の予備知識がなくても大変エキサイティングな内容になっていますので初めての方も是非この日のこの時間をお空けになって頂ければ幸いです。