昨日の大阪での脂質の真実~続編および糖の真実セミナーでは、たくさんの方がご来場くださり、大変楽しい時間を過ごすことができました(#^.^#)。
パレオ協会推奨レストランの「テラterra」の奥様にもご来場くださいました。
初めてのご受講だったようですが、大変興奮したとおっしゃって頂き嬉しかったです。(ちなみに2日間連続でテラでグラスフェッドのラムと牛を頂きました!(^^)!)。
さて、今年に入って基礎医学の論文も随分と本質的な研究に関係するものが発表されるようになってきています。
もちろん、その研究の解釈は権力に縛られない、かつ柔軟な発想をもっていないと意味をなさないものですが・・・・
もう本質的なもの以外は必要ない時代に入ったのだと痛感しています。
今回、ヒトの皮膚の細胞を調べた実験で、アンチエイジングの鍵となる酵素をつきとめたという報告がありました(Journal of Investigative Dermatology, 2016; DOI:10.1016/j.jid.2016.01.017)。
対象は6~72歳の27人の皮膚。それぞれ表皮と真皮の細胞を採取しています。
加齢とともに働きが低下していた酵素があったといいます。
その酵素とは・・・・やはりミトコンドリアのエネルギ―産生には必須の酵素。
具体的にはミトコンドリア内膜上に埋め込まれている「複合体II」とよがれるタンパク質分子。
加齢とともに「複合体II」の働きが低下していたといいます。
それもとくに表皮より真皮の皮膚細胞での「複合体II」の働きが加齢とともに低下していたといいます。
真皮の細胞が分裂して表皮細胞になるので、これは当然の結果といえば当然ですよね。
もう分裂しなくなった老化細胞ではミトコンドリア内膜上に埋め込まれている「複合体II」の量そのものが低下しているようです。
これが加齢による皮膚のシワやシミにもつながっていると指摘しています。
ミトコンドリア内膜上に埋め込まれている複合体は4つありますから、どの複合体にダメージが加わってもミトコンドリアのエネルギ―産生には少なからず影響を与えるのは間違いないところでしょう。
さらには・・・脂質の真実セミナーでお伝えしていることは、ミトコンドリア内膜自体の脂質の構成の問題。
ここまで切り込んでくれると現代医学も完全にひっくり返ると思っています!(^^)!。
来月は再度、東京でブラッシュアップした「糖の真実セミナー」そして大阪では「ストレスの総集編」セミナーを開催します。
これもミトコンドリアそしてアンチエイジングには必須の話題。
そして4月にはいよいよ「リーキーガット総集編」、および「ガンの最新理論:基礎編」を予定しております。
この一連の話がすべて最新の宇宙論につながっているところまでお伝えするまでは、息つく暇のなしですね・・・・・