いよいよホルモンの真実セミナーの日が近づいてきました。
ちょうど私の今度のセミナ―内容と正反対の研究結果が出ていましたので、
楽しみに読んでみました。
その研究論文は避妊薬(通称ピル)の内服で出生異常は起きないというデータ。
デンマークで1997~ 2011年の出生88万以上を解析した内容です(Jan. 6, 2016, BMJ, online)。
ピルはエストロゲンというホルモンを人工的に合成した薬です。
出生異常とは、出生時に新生児に認められた口蓋裂、四肢異常がなどをさします。
さて、ピルを全く摂取していないグループ、妊娠するまで3ヶ月以上ピルを服用していたグループ、妊娠する3ヶ月以内にピルを服用していたグループなどに分けて調べたところ、このグループの間に出生異常の差はなかったといいます。
今回の調査では、68%の女性がピルを使用していましたが、妊娠する3ヶ月前には使用を中止していたようです。
ピルを服用したことがない女性の割合は21%。
欧米ではピルは妊娠可能女性の常用薬なんですね~
日本にいるとあまりピンときませんが、こういうデータをみるとピル産業のロビー活動が盛んなのがよく分かります。
ちなみにこの結果については。。。
まずどれだけの割合が長期間ピルを服用していたのかは分かりませんが、
ほとんどは受精しても受精卵の発達の段階で死滅してしまいます。
死産や出生異常を起こす手前ですでにダメージを負っているということです。
それとおそらく長期間ピルを服用しているグループとそうでないグループとに分けて分析すると、出生異常そのものにも差が出てくると思います。
ちなみにピルと同じエストロゲン製剤のDESの服用で、子供、孫にまで出生異常やガンが多発したことは記憶に新しいところです(セミナーでお伝えしますね)。この薬はいまマーケットから姿を消しています。
この論文も「ピルを服用しても安心だよ」というプロパガンダのひとつですね。
論文や研究内容のどこに“操作”があるのかを見抜くのもひとつの楽しみになってきました(^O^)。