秋雨前線という言葉があるように今日も雨模様です。

今年は本当にお天道様を拝める日が少ないですね~

さて、坐位時間の長さが心臓血管疾患,メタボリックシンドロームおよび全死亡リスクの上昇に関連することはパレオライフスタイルの運動のところでもお伝えしている内容です。


いくら運動をしていても、坐位時間の長さによる悪影響を打ち消せないところがポイントでした。


ところが、いわゆる「貧乏ゆすり」(フィジェッティング:fidgeting)がその悪影響を打ち消すかも知れないという変わった研究結果が報告されていました(Am J Prev Med Published Online:September 23, 2015)。


対象は英国の37~78歳の女性1万2,778例。


1日当たりの平均坐位時間や貧乏揺すりの程度(1「全くしない」~10「常にする」の10のレベルで評価)と全死亡リスクの関連を解析しました。


その結果は。。。


坐位時間が5~6時間,あるいは7時間以上でも貧乏ゆすりをある程度する(レベル3~4),またはかなりする(レベル5以上)群の死亡リスクは上昇しなかったといいます。


さらに1日の坐位時間が5~6時間,かつ貧乏揺すりをかなりする群の死亡リスクは有意に減少していたといいます。


運動しても坐位時間が長いと死亡リスクの上昇を打ち消すことができないのに不思議な結果ですね~。


また「貧乏ゆすり」は、イライラなどのストレス反応の一種だと思います。


普通は「貧乏ゆすり」をよくする人ほど、よりストレスがかかっていると考えられるので、結果は逆になるはずなのですが。。。。


あくまでもこの手の調査は聞き取りなので、さまざまなバイアスが入り込みます。


やはり座位時間をなるべく減らすために、こまめに立ったり、運動したりすることが自然だと思いますよね(*^。^*)。