先日、36歳の若さでこの世を去った、「羊毛とおはな」ボーカルの千葉はなさん。
3月下旬、自分の死期を予感した彼女が、ファン宛に書いた手紙が公式ブログで公開され、
彼女もまた乳がんだった、ということを今日知った。
羊毛とおはなオフィシャルブログ「羊毛とおはな屋さん」
ファンの皆さまへ おはな
2012年7月、33歳の時に乳がんが発覚して手術。
その後は化学療法をせず仕事に復帰したが1年後に再発。
再発発見後は東洋医学、食事療法や漢方での治療を行いながらライブ活動を継続。
さらに1年後の2014年6月に再手術するも病状は悪化。
Quality Of Life をあげる治療に切り替え、4月に永眠。
発覚してから2年と9ヶ月。あまりに急だったのではないか。
化学療法を選択せずアーティスト活動の継続を選んだこと、
死を前にして、心が晴れやかで、悟り、ワクワクしている、とまで表現し、
自分のことを置いて、ファンに対してのお礼と愛のこもったメッセージ。
病気発覚から、手術や治療のこと、きっと色々悩んだんだろうな、
そして、覚悟をきめて、この手紙を書いた時の心境はどうだったんだろう。
メッセージを読んで、ズシンと来た。
共感、や感動、など一言では表せない複雑で入り交じった、でもずっしりした重みのある感情。
乳がんが死につながる重大な病気であること、またこの病気との闘いは容易ではないのだ、ということを改めて突きつけられた感じもある。
自分がはなさんの立場だったらどうするだろう。
いや、ある意味同じ立場でもあるし、違うようでもある。
はなさんの優しい柔らかい声、好きだったのにな。
ライブ、行きたかったな。
心よりご冥福をお祈りします。
そして私は、今の自分にできることを、まずは頑張ろうと思います。
さて、抗がん剤スタートまであと3日。