ウルトラライトな旅を目指して試行錯誤。
アルコールバーナーなら文句なしに軽量だけど、
これまでご飯がちゃんと炊けるか検証してなかったので実験してみた。
使用するものは、
1、自作アルコールバーナー (シェラカップの中に入ってるのがそうです)
写真には大と小が写ってるけど今回は小さいものを使用。これは9g
2、アリゾナストーブ (アルコールバーナー用の五徳 シェラカップの上に乗ってるのがそうです)
本来はトランギアのアルコールバーナー用だけど、小さい自作のバーナーにもピッタリのサイズ。25g
3、シェラカップ (写真右手前の取っ手の付いたカップ)
無くても大丈夫そうだけど有ると安定するので使用した。40g
ここまでが自作アルコールバーナーのシステム。 全部で74g
飯盒はメスティンを使用(写真左のアルミの箱状のもの) 米は1合です。
アルコールはどれくらい必要なのか想像もつかないので、
とりあえず50ccをビーカーで量ってバーナーに注ぐ。
アルコールに点火
火は簡単に付くが、最初はメラメラとゆっくり燃えている。
やがて燃料の温度の上昇とともに火力が上がって全開状態。
調子よく燃えています。こうなるまでに3分かかりました。
しばらくすると、
グツグツと音が聞こえてきて飯盒の隙間から蒸気が噴き出した。
ここでガスやガソリンのバーナーを使っている場合は火力を弱めるところだが、
自作のアルコールバーナーは容器にアルコールを注ぐだけの簡単な構造で
火力調節は不能。
しかしアルコールバーナーではもともとの火力がそれほど無いため、
最初から最後まで全開で炊いても大丈夫だと言う情報を事前に得ていたので
そのままジャンジャン蒸気を出しながら炊いてみた。
手で蓋をさわってグツグツしなくなったので、蓋を取って内部を確認。
水がなくなっていたので火から下ろして、あとは蒸らせる。
じゃーん 出来上がりです。
焦げも無くおいしく炊くことが出来ました!
これで自作のアルコールバーナーでも上手に米が炊ける事がわかった。
炊飯時間 13分
使用した燃料 34cc
室温は多分 15度くらい
せっかくデータも取ったのでちょっと計算してみる。
この自作バーナーが1分間に消費する燃料は 34÷13=2.62cc
比較対照としてトランギアのバーナーは50ccで25分間燃焼するということなので、
1分間に消費する燃料は 50÷25=2cc
トランギアのバーナーより自作品の方が燃料の消費量が多いようだ。
考えられることは、自作のはバーナーが小さい割りに出る炎が大きい為か、
(3枚目の写真を見たらわかるように、炎が鍋の底より出てしまっている。これは少々勿体無い)
トランギアのバーナーも50ccで25分も持たないという情報も有るので、
実際に比較しないと今のところなんとも言えない。
燃費は 500ccのアルコールが300円だと仮定すると、
1ccあたりの燃料代が 300÷500=0.6円
今回は34cc消費したので 0.6×34=20.4円
あれれっ、ここで疑問が・・・
以前ガスバーナーでご飯を炊いてデータを取った時には、
1合のご飯を炊く為に10gのガスと15分の時間が必要だった。
燃費を計算すると、内容量250gのカセットボンベ1本を100円との仮定すると
1gあたりの燃料代は 100÷250=0.4円
10g消費すると 0.4×10=4円
以前計算したときにはアルコールとカセットガスは同等の燃費か
アルコールの方が若干安いのではと判断したが、
今回の結果からガスの方が断然安いと言う結論になった。
これは何故か?
ガスバーナーもカタログには1時間に190gのガスを消費すると書いてあるので、
15分の炊飯に必要なガスは 190÷60×15=47.5g となる。(と思った)
その燃費は 47.5×0.4=19円 となるのだが、、、
これはガスバーナーを全開で使用した場合の話。
10gしかガスを使っていないと言うことは全開時の1/4以下ということで
そのぶんガスの方が安くなったと言うことなのだろう。
アルコールはガソリンに比べて取り出せる熱量は6~7割り位というデータもあるようなので、
燃費的にはイマイチなのかもしれない。
今回の結果から、これを常用するには疑問が沸いてきた。
それでも自作アルコールバーナーは圧倒的に軽いし、
ちゃんとご飯も炊ける実用的なものだという事実に変わりは無い。
最後に 自分もアルコールバーナーを作ってみたい人のために、、、
今回使用したものはこちらのサイトを参考に作ってみました。
http://www.pcthiker.com/pages/gear/pepsistoveinstruct.shtml