さて今日は信用創造の変な説明です。いわゆる「又貸し論」というやつです。
図を使って説明しましょう。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240227/10/noma2978/a2/a3/p/o0698058815406551682.png?caw=800)
①山田さんが根源的資金、現金100万円をA銀行に預金する。
②A銀行は、現金100万円のうち10%の現金10万円を準備金として残し、残りの現金90万円を貸し出すことができる。
③田中さんが現金90万円を借金して借りる。田中さんはとりあえず手にした現金90万円をB銀行に預金する。
④B銀行は、現金90万円のうち10%の現金9万円を準備金として残し、残りの現金81万円を貸し出すことができる。
⑤佐藤さんが。現金81万円を借金して借りる。佐藤さんはとりあえず手にした現金81万円をC銀行に預ける。
⑥図には書いていませんが、以後、準備率10%分の現金を残して残りを貸し出すことを繰り返す。
結果、無限に又貸しを続ければ、10%の準備預金100万円で1000万円の信用創造をしたことになります。
???
普通に説明してみましょう。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240227/10/noma2978/d8/ff/j/o1080049915406558647.jpg?caw=800)
図は3000万円を貸し出した場合です。
銀行は借り手の借用証書と引き換えに「書くだけ」または「キーストロークで印字するだけ」で銀行預金を発行します。これが信用創造でまさにおカネが産まれた瞬間です。
ただし準備預金制度というのがあって、例えば準備預金率10%なら、3000万円の10%の300万円の日銀当座預金(現金紙幣)を銀行が保有しておかなければなりません。準備預金率を無視して無限に貸し出すことはできません。
……………この方が分かりやすくないですか⁉️
私は後者の方が圧倒的に優れた説明だと思います。
皆さんはどちらでしょう?
今日はここまで!では恒例の歌音![音符](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/086.png)
![音符](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/086.png)
![音符](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/086.png)
![音符](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/086.png)
![音符](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/086.png)
2024/2/28(累計 1285回)