はい、今日は固定為替相場制についてです。
まず固定為替相場制の仕組みから。
固定為替相場制は、政府が「1ドル○○にする!」と宣言したら、そうなるわけではありません。
常に変動する為替に政府が介入する必要があります。
仮に我が国が1ドル100円の固定為替相場制を採用したとします。そこで100万円の車を輸入したとすると、支払いは1万ドルとなります。100万円を1万ドルに両替して支払う訳ですから為替は円安に傾きます。
つまりは、円を売ってドルを買うので、円の需要は下がり、ドルのそれは上がり、円安ドル高に傾くわけです。
そこで為替レートを固定するため政府が介入します。
どうするのかというと、政府が保有する外貨(ここではドルですが)で円を買い戻します。つまり1万ドルの政府保有の外貨(ドル)で100万円を買い戻し、円安ドル高に傾いた為替を元に戻します。
このように固定為替相場制は政府が保有する外貨で介入して成り立ってます。
今日は固定為替相場制の基本を述べました。次回は固定為替相場制の国について少し補足します。
今日はここまで!では恒例の歌音
「政府の赤字は、みんなの黒字」😀
「政府の黒字は、みんなの赤字」😰
「みんなの黒字は、政府の赤字」😉
2024/2/7(累計 1272回)