高安寺は、現在の東京都府中市片町にある曹洞宗の寺院。
元は、940年に平将門を討ち取った功績で武蔵野守となった藤原秀郷の館跡で、その後、市川山見性寺(宗派不明)が建立され、室町時代には将軍 足利尊氏がこの寺を改めて、安国利生の祈願所として、龍門山高安護国禅寺を再建した。尊氏は、国と人々の平和を願って全国(66ケ国2島)に安国寺や利生塔を建てたが、高安寺は武蔵国の安国寺である。鎌倉時代末期から南北朝の戦乱の時代には、崖の上にあったためこの寺はしばしば合戦の本陣となった。
現在の本堂は享和3年(1803)、山門は明治5年(1872)、鐘楼は安政3年(1856)の建立で、東京都選定歴史的建造物に指定されている。
参道入口
山門
参道
本堂
鐘楼(左)
略縁起
案内
観音堂