PINGの新製品に続き、同じ日にテーラーメイドさんの発表会に行ってきました!

 

もう発売前からかなり話題になっていましたが、フェースがねじれた「ツイストフェース」

 

これがいったいどんなものかってのがめちゃ楽しみでした。

 

しかも新しいM4ドライバーでダスティン・ジョンソンが433ヤードをワンオンして、あわやパー4でイーグルなんてニュースも入ってきて、もう否が応でも期待が高まります。

 

会場はめっちゃ豪華な雰囲気で、取材陣もたくさん。

 

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本社の方が英語でいろいろと解説をされたのですが、それを同時通訳のイヤホンで聞くという、なんだかカッコイイ感じの発表会でした。

 

で、今回はまずM3シリーズの紹介。

 

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M3はM1の後継モデルで、ソールには動かせるウェイトが2つついています。

 

M1では「T」の文字のようにウェイトを動かす溝があって、重心距離や、重心深度を変えることが出来たのですが、今回のM3はその溝が「Y」の字になっていますね。

 

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なので、2つのウェイトを一番前に持ってくると、めっちゃ重心が浅くなり、後ろに2個持っていくと重心がかなり深くなります。

 

M1より重心の深さの変わり具合は大きいのかもしれませんね。

 

 

で、肝心のツイストフェースですが、さすがに広告ビジュアルほどのねじれはありません。

 

あんなにねじれてたらどこに飛んでいってしまうか分からないもんね(笑)

 

目を凝らしてフェース面をよ〜く見てみると「言われてみれば部妙にトゥ側が外側に逃げてるかな〜」くらいの感じで、知らなければ全く気づかないレベルのねじれですね。

 

ま、そのくらいのねじれじゃないと、気持ち悪くて構えられないよね。

 

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ロゴ、カッコイイっす。

 

で、ねじれてると何が良いのかってことなのですが、簡単に言うとトゥ側でインパクトした時はドローで真ん中にボールが戻ってきて、ヒール側でインパクトした時はフェードでこれまた真ん中に戻ってくるとのこと。

 

ドライバーのフェース面にはもともと構えた時に上から見たらフェースセンターを中心に左右が少し引っ込んでいるように湾曲しています、これを「バルジ」と呼ぶのですが、このおかげでギア効果が生まれトゥ側ヒットした時はドロー、ヒール側ではフェードになるようになっているんです。

 

パーシモンドライバーの頃は今のチタンドライバーよりもバルジが大きかったです。

 

しかし、テーラーメイドさんによるとこのギア効果は試打マシンで真っ直ぐインパクトした時に起こる効果で、実際に人が打つ時にはトゥやヒールで打つ場合は真っ直ぐインパクトできていないということなんです。

 

トゥの上側で打ってしまっている時にはフェースがクローズになっているので、左に打ち出してさらに左に曲がる。

 

ヒールの下側で打ってしまっている時にはフェースが開いているので、ボールは右に出て右に曲がっていく。

(これはテーラーメイドさんの見解です)

 

こういう当たり方をしたときに、なるべく真っ直ぐ飛び出して真ん中に向かってボールが戻ってくるようにしたのがツイストフェースなのです。

 

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↑左右ともにグレーのラインがツイストフェース無しでの弾道で、赤と青のラインがツイストフェースが矯正してくれる弾道。

 

なので、ハイトゥあたりのフェースは少し右外側にねじれていて、ローヒールあたりのフェースは少し左外側にねじれているんですな。

 

なのでトゥ側やヒール側でヒットしてしまっても、ボールは真ん中に戻ってきてくれるってことなんです。

 

いや〜こんなことよく考えるな〜。

 

 

そして、今回の新しいテクノロジーはツイストフェースだけじゃなく、「ハンマーヘッド」というものも採用されています。

 

これはソール面の溝(ハンマーヘッドスロット)の中に2本の硬いリブを配したことでトゥ側、ヒール側でインパクトした時のエネルギーロスを少なくし、そのおかげでフェースを従来よりも20%薄く、17%軽く出来たらしいです。

 

そのことでスイートエリアが前作比67%もアップしてるそうです。

 

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↑青い部分がハンマーヘッドスロットで、赤い部分が2本のリブ。

 

これらのテクノロジーのお陰で、「飛んで曲がらない」ドライバーへとなってるということです。

 

 

実際に鳥かごで打って、弾道計測をしてもらいましたが、確かに曲がりが少なかったです。

 

構えた感じはこんなの。

 

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クラウンはカーボンなのですが、フェースよりの色の変わった部分が以前は白だったのに、今回からマットシルバーみたいな色になりました。

 

これはこれで落ち着いた感じでボクは好きですね。

 

 

純正のKUROKAGE TM5というシャフトで打ったのですが、これが結構振りやすくて、インパクトシールを貼って打ったのですが、かなりの確率で真ん中あたりで打てていました。

 

ツイストフェースを試そうとトゥ側やヒール側で打ちたかったのですが、結構真ん中あたりに当たってしまって困りましたねw

 

1発トゥ側で打てたのですが、ちゃんとドローして、計測的にはこれが一番飛んでいました。

 

やっぱツイストフェース効果があるのかな?

 

でもこのあたりはやっぱコースで試してみないと分かりませんね。

 

打感は結構いい感じで、フェースは多少弾くような感じがしましたね。

 

打音はほんの少し金属音のする音でしたが、低めの音で悪くないと思いました。

 

ただ、このあたりも室内での試打ですので、コースで打つと印象が変わるでしょうね。

 

できれば近いうちにお借りしてコースで試打してみたいと思います。

 

 

ドライバー以外も簡単に紹介します。

 

まずはフェアウェイウッド。

 

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ソールには動かせるウェイトが1個ついています。

 

このウェイトは前作比4g重く29gもあるようで、さらに低重心化されているようです。

 

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クラウン部分のデザインはドライバーと同じですね。

 

 

そしてレスキュー(ユーティリティー)

 

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これにも30gのスライディングウェイトがついています。

 

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そしてこのレスキュークラブもドラやFW同様のツートンカラーのクラウンが採用されました。

 

最後はアイアン。

 

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これね、バックフェースのデザインがなかなか格好いい。

 

リブコアという新しいテクノロジーが採用されていて、ボールへのエネルギー伝達ロスを最小限にし、初速をアップしているそうです。

 

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これも打ってみましたが、結構詰まった「コツッ」という打感で、球離れが速いように感じました。

 

ちょっとコースで使ってみたくなるアイアンですな。

 

とにかく発表前からかなり話題になっていたM3シリーズ。

 

評判通りになかなか凄そうなクラブだと感じました。

 

前作がプロにもアマチュアにも評判が良かっただけに、今回はさらに進化してもっと素晴らしいクラブになってるんじゃないでしょうかね。

 

ボクの文章だけではなかなか難しい理論なんかは理解できないでしょうから、詳しくは公式サイトで見てください。

   ↓

テーラーメイドゴルフ

 

M3・M4シリーズは2月16日に世界同時発売らしいです。

 

すでにショップには試打クラブもあるようですよ〜。

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