アルバイト帰り、ジムに行く。


筋トレ無し

シャワー

プロテインサーバー利用

スタッフのMポンに笑顔であしらわれる



本日は外国の方の会社でアルバイト。


3台調律、部分的に整音し、あとは硬化剤を使用する整音を2台。途中同業者来客のため一時的に外に。結局8時過ぎ入りして、18時頃まで滞在した。


作業が終わっているだろう輸出のために梱包されていたものを社長の指示によりS氏が梱包を解く。社長とS氏が何やら話した後に、社長に意見を求められた。音を出してみると良くなかったが、他人がやった仕事を悪く言うも何だったので、手をグーに握り親指を立てて「グッド、グッド 」とか適当なことを言ったら、一単語も分からないような言葉のはずなのだが、社長が「バカ言うなよ 」と言ったように聞こえて私は苦笑する。


のべ、15台くらいだろうか、一台、一台、社長とやってきたのである程度は社長の希望が分かるようになっていた。初めはストライクゾーンは狭く、結構細かいことを針を縫うようにやっていた気分だったが、今日までやって気がついたのはストライクゾーンは広く、細かいことには違いないが現状から変えることが想定できる堅実で現実的なものだということ。そして、私が良いと思うことに寛容であった。一台、一台、仕上げていくうちに社長のほうでも私に対する信頼が変わっていったこともあるのかもしれないが。


ちょっと話は変わるかもしれないが、言葉のやり取りは思いのほか状況から理解することもけっこうあるような気がした。そして、相手が何を言おうとしているのか理解しようという姿勢がないと多くの誤解と、自身の無理解に気がつけない。精通した言語でやりとりしていたとしても、上記の出来事がこのアルバイトの初っぱなにあったら、たぶん今まで意識してやってきたことの全く逆の音色のイメージでやっていたと思う。バックグラウンドがあるのと無いのとでは意味の正確さは変わる気がする。


会話する時にそんないつもいつも相手の人生経験まで深堀するわけにはいかない。短い適当な会話なら正確な意味など必要ないだろうが、込み入ったものになってくれば、そんなバックグラウンドを自身の経験から想像して補い聞くことで、意味の正確さは高くなるのかもしれない。正しくも誤れど「理解」は出来てしまう。肯定的であれ否定的であれ、想像し補う「思いやり 」は「主観の監獄」にいる個々人にとって言葉のやり取りにおける生命線なのではないかと思う。


そういえば朝一、S氏からイ氏が電話してきた話を聞く。元取締氏が「ノラックマが来るならもう来ないぞ 」と言っているという。たしか、元取締氏はもう来なくていいと言われてるはずなのに、「自分が来ないと困るだろ 」的なことを言ってるのが不自然でよく分からない。そして、イ氏は「ノラックマは色んな会社でクビになっている駄目な奴だ 」と吹き込んできたらしい。元取締氏の会社は7ヶ月働いて、「お前ら信用できねぇから辞めるぜ 」と捨て台詞を吐いて辞めた。イ氏の会社は1ヶ月通った。そもそもその期間限定の仕事だったので別に解雇されたわけではない。ちなみに、S氏と4ヶ月くらい時期が重なった会社は、鍵盤の高さの基準の取り方で社長と意見の相違があったので辞めた。解雇されたわけではないが、こう並べて書いてみると社会不適合者感はある。だが、イ氏にそんなことを言われる筋合いはない。S氏はその電話口で「大好きな先輩を悪く言うじゃねぇ!」 と言って電話を切ったらしい。自分にそんな後輩がいたのかと、うれしい反面、あの二人が外国の方の会社で必要な人々だったら困るなとちょっと心配はある。S氏の話では社長も関わりを切りたいと思っているということだが、直接聞いてないので真相はわからない。直接聞いても言葉がさっぱり分からないと思う。いまいちあの二人と外国の方の会社の関係が見えてこないのだが、なんとなく、これからも何かと連絡が来るんだろうなと想像する。


しかし、いい大人があんな悪口言ってくるのかと腹が立つより、驚きがまさる。イ氏を表面的にしか知らない人には物腰の低い穏やかな人に見えるだろう。ネットで誹謗中傷を書き込む人が実際会うと「普通の人」だと言われるような感じかもしれない。 ここ数日で聞いた話では、イ氏は業界内の色んな所で信用を落としているらしい。ただ、志が自分が金持ちになるということで、嘘つきで、金に汚くケチで他人から搾取することしか考えていない詐欺師みたいな人というだけで、あまたいる中小企業の社長の中でみればいたって普通ではある。なんで信用を落としているのかと言えばトラブルへの対処に問題があるようだ。相手の納得をえることがとにかく出来ないらしい。そして敵を作ることしかできない。この先、彼がどう生きていくのか気になるところだ。


思うに、ネットに心ないことを書いてしまう人は、ご自身では気がつかないかもしれないが、実は自身もイ氏のような人間であるかもしれないので、今一度手遅れになる前に振り返ってみることをお勧めしたい。