インターネットミュージアムのエリアレポートが公開されました。
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入口すぐ、埴輪から始まります。
(土偶も、銅鐸の中の絵もゆるくて可愛いものが沢山あるんだけどなぁ、残念。)
図録の表紙左下のお相撲さん埴輪は、後期のみの展示です。
この埴輪が出土した今城塚古墳(大阪府高槻市)は古墳公園になっていて、200体以上作製されたレプリカの祭祀再現は圧巻です。

もちろん、美術雑誌にも度々取り上げられる素朴の代表選手のような「つきしま絵巻」、絵入本「かるかや」も展示されています。

今回の展示で気になったので素朴絵関連書籍を見ていると、「聚美」vol.9にて本展監修の矢島先生が寄稿されている中に、「つきしま」とほぼ同じ図様の「幸若舞曲つきしま絵巻」が比較として掲載されていました。

ほぼ同じといっても、地面に座っていた人たちは建物の中に取り込まれ、岩を肩に担いでいた人は赤い何かを担ぎ、天秤棒の先の石は棒線に置き換わっています。
模写を重ねた結果、伝言ゲームのように元絵から変化してしまったのか、意図的なパロディなのか…?興味深いです。

ゆる〜い絵が昔からあるのは、均整のとれた美とは対象的な、肩肘張らない崩したものを受け入れる、ユーモアのセンスがあったのかもしれません。
プロ以外の人が描く機会も多く、彼らがオリジナリティを出そうとした結果かもしれません。
16世紀にわび茶の完成と、素朴絵のピークが重なると聞くと、昔の中国から入ってくる美術を最先端として取り入れていた流れとは別の、日本の気質が垣間見えるようです。

とはいえ、気軽に、楽しく突っ込みながら見れること間違いなしです。

※関西方面の方、龍谷大学龍谷ミュージアムへ巡回もします!

=展覧会情報=

◆会場

◆会期
2019年7月6日(土)~9月1日(日)

◆休館日
休 館 日:月曜日、7月16日㈫
※7月15日㈪㈷、8月12日㈪振替休日は開館

◆入場料
一般 1300円
※HPにクーポン有り
その他、浴衣割、ナイトミュージアム割、親子割有り

◆アクセス
・東京メトロ 三越前駅【A7出口】より徒歩1分
・東京メトロ 日本橋駅【B9出口】より徒歩4分
・JR東京駅【日本橋口】より徒歩7分
・JR神田駅より徒歩6分
・JR総武快速線 新日本橋駅より徒歩4分