はじめに

今回はGamesir社のゲームパッド「G7 SE」のレビューです。

 

 

仕様

  • 接続方式:有線(USB Type-C to A)
  • 対応ハードウェア:Windows(10、11)・Xbox One・Xbox Series X|S
  • Microsoft公認ライセンスの「Designed for Xbox」付き
  • 振動機能搭載
  • 背面ボタン(L4、R4)搭載
  • 背面ボタンロック機構搭載
  • スティックとトリガーに「ホールエフェクトセンサー」を搭載
  • 専用PCソフトウェアで各種設定の変更が可能
  • 最大1000hzの高ポーリングレートに対応

外観

パッケージ内の同梱物一式。取扱説明書とXbox Game Pass Ultimate1か月分等が入った小袋とUSB Type-Cケーブルが付属しています。

 

天面。テクスチャの質感はXbox純正ゲームパッドの様な、ザラっとしたマットなものになっています。ABXYと方向パッドにはメンブレンスイッチが使われています。

 

前面。RB/LBとRT/LTの形状と押し心地はXbox純正ゲームパッドとほぼ同じですが、USB Type-C端子の位置がこちらは奥まった個所に配置されています。

 

端子穴の上には、天面のパネルを工具なしで外せるギミックがあります。

 

天面のパネルを外すと、そのままスティックを取り外すことが出来ます。試してはいませんが、通販サイト等で売られている他社のスティックを取り付けるカスタムを楽しめそうです。
 

背面。2つの背面ボタンがあり、それぞれに物理的なロック機構が搭載されています。ラッチをスライドさせる事で、背面ボタンのロック状態とアンロック状態を切り替える事が可能です。

 

後面。ヘッドセットやイヤホン等を接続できる3.5mmオーディオジャックとマイクミュートボタンが搭載されています。

 

 

スティックについて

 

 

専用PCソフトでゲームパッド側の無反応領域を取り除きテストしています。真円度エラー率が凄まじく低い数値で、非常に滑らかに動作します。
 
スティックから指を離した際の軸ズレが非常に小さかったので、無反応領域の大きさをかなり狭めにして、敏感な設定にしても多くのゲームで問題なく操作が出来ると思います。

方向パッドについて

上述したように、メンブレンスイッチが使われていました。押下感は柔らかく、押した際の音は静かでした。中心には軸が無く、押し込むと全体が沈み込む構造になっています。

 

アイテムの使用や、装備品の切り替え程度であれば問題なく実行できますが、方向パッドをメインに使う格闘ゲームプレイヤーは他のゲームパッドを使った方が良いと感じました。

専用PCソフトについて

 

当ゲームパッドの各種設定の変更等ができる専用PCソフト「Gamesir Nexus」は「Microsoft Store」にて配信されています。設定変更の他、ゲームパッドのファームウェアアップデートと振動機能のテストを行えます。

 

設定変更時はプロフィール画面へ遷移します。3つあるプロファイルから任意のプロファイルを選択するとゲームパッドの設定を変更可能です。この画面ではポーリングレートを「250hz」「500hz」「1000hz」のいずれかに変更可能です(「250hz」以外の設定に変更すると、ゲームパッドのオーディオジャックが使えなくなる仕様があるのでその点は注意)。

 

 

任意のプロファイルを選択すると、ボタンマッピング、スティックとトリガーの無反応領域、振動の強さ等を変更可能です。

まとめ

スティックの性能がとにかく良くて、スティックとトリガーが摩耗によるセンサーの劣化に強く、遅延をかなり軽減可能出来る上に、必要に応じて背面ボタンを物理的にロックして誤爆を防ぐ事が可能な高性能で機能性が良いゲームパッドです。

 

これがXbox Game Pass Ultimate 1か月分の特典付きで6000円台(記事編集時点)で買えるのか…と戦慄しましたw

 

天面のパネルを外してそのままスティックを交換できる機構も面白かったので、いつか他社のスティックに換装して遊んでみたいですね。

購入リンク

 

 

Gamesir公式ページ