はじめに
今回は「Nintedo Switch」(以下Switch)を購入された方に向けて、買っておいた方が良い周辺機器を紹介します。
Switchは購入時にゲームをとりあえずプレイ出来る基本的な周辺機器は揃っていますが、Switchに対応した周辺機器を別途購入することで、より快適にSwitchのゲームを楽しめるようになります。
Switchでのゲームプレイをより快適にしたい方は是非参考にして下さい。
ドック(ドッキングステーション)
TVモードでSwitchのゲームをプレイするなら、任天堂以外の他社のドッキングステーション(以下ドック)を絶対に買いましょう。
何故なら、Switch購入時に付属してくる純正のドックは、TVモードでのゲームプレイ中に帯びる熱を逃がしにくいからです。
それが何に繋がるかというと、プレイするゲームと気温によってはオーバーヒートによるスリープ(高温スリープ)が発生して、暫くゲームのプレイを再開出来なくなる事があります。
特にスプラトゥーンや大乱闘スマッシュブラザーズ等のオンライン対戦があるゲームでは致命的な問題に繋がります。対戦を行っている最中、これにより強制的にゲームを中断させられれば、切断ペナルティを食らうことになります。
何故純正のドックは熱が逃げにくいのかというと、Switch本体が側面を除く全体が覆われる形で熱伝導率の低いプラスチック製の筐体へ納められる事と、Switch本体裏の吸気口がドックのカバー内の各種ケーブルとカバーで塞がれてしまうからです。
対戦要素のあるゲームをプレイされる方だけでなく、Switchを買った方はとりあえずサードパーティ製のドックを何か1つ購入した方が良いです。
おすすめのドック
・YOSH GS301BK ミニドックHG
以前レビューした商品で、今も使っています。
筐体が小さく、Switchを差し込んでも本体全体を覆わないので熱がより逃げやすいです。Switch本体裏に外付けの冷却ファンを付けていても、あまり大きくないものであれば装着したままドック本体にSwitchを差し込む事も可能です。
TVモードだけでなく、テーブルモードでの運用にも対応していて、ドックのモード切替ボタンを押すだけでドックにSwitchを差し込んだままTVモードとテーブルモードの切り替えができるのも特徴です。ゴム足もちゃんとあるので安定して卓上等に置くことが可能です。
液晶フィルム
液晶フィルムは画面を傷から保護する役割や、携帯モードまたはテーブルモードでのゲームプレイ時に視認性を確保する役割等を果たします。
液晶フィルムを貼らないと、画面に傷が入りタッチ操作がし辛くなっていくだけでなく、液晶が反射してゲームの映像に周囲の様々なものが重なって映り込んでしまい、映像が見辛くなる事があります。
画面を擦り傷から保護できればそれで良い場合は、100均にあるSwitch対応の保護フィルムを何でも良いので買って貼ればOKです。
傷からの保護に加えて、携帯モードまたはテーブルモードでのゲームプレイ時に液晶の反射を抑えて視認性を確保したい方は、反射防止(アンチグレア)フィルムを買うのがオススメです。
ものによってはブルーライトをカットする目に優しいものもあります。手元のSwitchのモデル(Switch/Switch Lite/Switch有機ELモデル)に合わせて、自分の目的に合ったフィルムを買いましょう。
おすすめの液晶フィルム
・Deff BKS-NSM3F マット/反射・指紋防止タイプ
通常モデルのSwitch用アンチグレアガラスフィルムです。私が現在使っているものですが、周囲の様々なものや照明の反射をしっかり抑えてくれています。指の滑りが良く、タッチ感度が悪くなることもありませんでした。傷への高い耐性も求めている方にオススメです!
microSDカード
パッケージ版(いわゆる実物のゲームソフト)でしかゲームを買う予定がない方も、ある程度容量が大きいものを買っておくと安心です。
何故なら、内蔵ストレージ(Switch自体に内蔵されているゲームの追加コンテンツやセーブデータを保存している領域)の容量が通常モデルとSwitch Liteは32GB、有機ELモデルでも64GBしかないからです。
ゲームと機種によって多少変わる場合がありますが、ダウンロード版のゲームが2~3本しか保存出来ない場合がある程容量が小さく、追加コンテンツ(いわゆるDLC)や本体機能で撮影したスクリーンショット・動画を保存しておくにも心もとないので、128GB以上のmicroSDをとりあえず買っておくと良いです。
それでも容量が足りなかった場合は、後からより容量の大きいmicroSDを追加購入するのがオススメです。
おすすめのmicroSDカード
・SanDisk microSDカード 128GB
2000円あれば恐らくどの通販でも買える、そこそこの容量のmicroSDカードです。
「PSP」等で使われていたメモリースティックデュオから、パソコンのSSD・HDDを長く売り出してきたブランドの「SanDisk」の製品である為、信頼性の高い製品でもあります。
Switchで出せる最高の転送速度(UHS-I)の規格に対応しているので、Switch上においてはゲームのロード速度が速いものになります。迷ったらとりあえずこれを買うのをオススメします。
・SanDisk microSDカード 512GB
ダウンロード版のゲームを多く購入されるつもりであれば、最低でも512GBのmicroSDを購入しておくと、多くのゲームを安心して保存する事が出来ます。
コントローラー
複数人でオフラインマルチプレイをされる予定のある方は勿論、操作性の良さをより追及したい方も、コントローラーを追加購入しておくと良いです。
マリオパーティ等の、Joy-Conを1本ずつ複数人に分けてマルチプレイを行う様なゲームを誰かとオフラインでプレイする予定があるのであれば、可能ならJoy-Conを追加で3セット(Joy-Con(L)3本、Joy-Con(R)3本)は買っておくと安心です。
Joy-Conよりも一般的な形状のコントローラーの方が操作がしやすいゲームをプレイする場合は、Joy-Conを付属のグリップにはめ込んで一般的な形状のコントローラーに近い形に変態させても良いのですが、全体的なサイズの小ささから操作がし辛く感じる場合があります。
その為、Switchに対応した一般的な形状のコントローラーを何か買っておくと、ゲーム毎に合ったコントローラーで快適な操作が出来ます。
おすすめのコントローラー
・Nintendo Switch Proコントローラー
通称「プロコン」。一般的な形状のコントローラー選びで迷ったら、とりあえずこれを買うのがオススメです。
ボタンが大きくなった事で、天面右側の4ボタンを意図せず同時押ししてしまう誤入力が起きにくくなっていて、スティックが高くなった事でより繊細なスティック操作が可能となっています。
グリップの長さがJoy-Conグリップよりも長いので、しっかりとコントローラーを持つ事が可能です。
Joy-Conと異なり「モーションIRカメラ」のみ内蔵されていないので、それが必要な一部ゲームでは操作が出来ないことがあります。その点は注意してください。
・Joy-Con
1セットがSwitch本体に付属してくるコントローラーです。殆どのSwitchのゲームで汎用的に使えます。ジャイロセンサーやamiiboを読み込むNFC機能は他のSwitch対応コントローラーにも付いている事がありますが、モーションIRカメラによる操作を行えるのはこのコントローラーしかありません。
Switch版の「BIOHAZARD REVELATIONS」等はこちらのコントローラーの方が操作しやすい場合があるので、幾つか予備を持っていて損はないと思います。
・8BitDo Pro 2 Bluetooth Gamepad
いわゆる「プレイステーション系」の配列のコントローラーです。ジャイロセンサーが搭載されているので、ジャイロセンサー対応ゲームでも使う事が可能です。
十字ボタンが上、Lスティックが下に配列されているので、一部ゲームで「モンハン持ち」という特殊な持ち方で操作をすることが可能です。格闘ゲームで十字ボタンをメインに方向入力をされる方にもオススメです。
任意のボタン操作を割り当てられる背面ボタンが左右のグリップにそれぞれ1つずつ付いているので、普通の持ち方では実行しづらい操作を実行しやすくする事が可能です。
基本的な使い心地はプレイステーション4付属コントローラーの「DUALSHOCK4」に近いので、それを使ったことがある方なら、慣れるのにあまり時間は掛からないと思います。
WindowsPC等の複数環境に対応している関係で、ZL(LT)とZR(RT)がボタン式ではなくトリガー式(引き金式)になっています。その点を受け入れられるプレイステーション系のコントローラーが欲しい方にオススメです。
・BIGBIGWON BLITZ
全てのボタンの接点にクリッキーなスイッチが使われていて、ボタンの押下感が非常に明確なコントローラーです。NFC機能があるのでamiibo読み込みに対応していて、ジャイロセンサーもあるのでジャイロセンサー対応ゲームでも使えます。
多くのコントローラーは接点がゴムになっていて、しっかり押してもボタンを押せたのかわからないことがありますが、ボタンの接点がゴムのコントローラーよりも軽い力でしっかりとボタンを押せる事と、慣れれば指へかかる負担が減るのが利点です。
USBケーブルを接続する端子の周囲に2つ、左右のグリップにそれぞれ1つずつ、任意のボタン操作を割り当てられるボタンが付いているので、設定次第では複雑な操作を実行しやすくなる…かもしれません。
WindowsPC等の複数環境に対応していますが、そういったコントローラーとしては珍しくZLとZRがボタン式となっています。Switch対応コントローラーとして見ると相性が良いのでオススメです。