前編の続きです。こちらでは「GameSir」 の「T4 Pro」を実際に使ってみて感じた事をまとめています。スマートフォン(AndroidiPhone)にて接続して使用できるゲームアプリについては、各自でストア(Google PlayApp Store等)の概要やゲームアプリの公式HPを確認する等をしてゲームパッドに対応しているかどうかを調べて下さい。

 

 

↓2022/05/29 追記↓

前・後編に分かれていたレビューをまとめ直して再投稿しました。

目次もついているのでこちらの方が見やすいと思います。多分…

 

 

 

  操作性

 

結論から言うと、細かい操作が要求されるアクションゲームでの使用は辛いかもと判断しました。ただし、細かい操作を要求してこないアクションゲームやRPGでなら特に支障なくゲームをプレイする事が出来ました。

 

 

スティックに関して

 

Steamのコントローラー(ゲームパッド)設定画面で確認したところ、デフォルトのスティックの無反応領域(俗にいうデッドゾーン)が割と広かったです。私はTPSやFPSはあまりプレイしないのですが、恐らくそのままではエイムの微調整等が厳しいと思います。調整が出来る環境やタイトルでは無反応領域の調整をした方が良いと思います。

 

デフォルトの無反応領域の画像

 

 

因みに無反応領域を最小にしてみたところ、私が購入した個体はスティックのニュートラル位置が微妙に左上にずれていました。ゲームプレイ中に勝手に左上に入力が行われてしまう事はありませんでしたがなんだかなぁ…

無反応領域を最小にした時の画像

 

 

因みにDUALSHOCK4のデフォルトの無反応領域はこんな感じ。(こちらのスティックのニュートラル位置がズレてるのはドリフトの症状が出ているせいなので気にしないでください)

DUALSHOCK4のデフォルトの無反応領域

 

 

十字キーに関して

 

中心部分を押下してしまうと4方向への同時入力が行われてしまうので、このパッドの十字キーで格ゲーをプレイするのはキツかったです。昇竜拳コマンドや回転コマンドを入力しようとすると、どうしても中心部分を押下してしまう事があったので、コマンド技が不発になる等の操作ミスが発生しやすかったです。とはいえ、格ゲーのように瞬間的に細かい操作を要求されないゲームでなら、特に操作に支障は感じませんでした。

 

 

ジャイロ機能に関して

 

Nintendo Switchと試せるタイトルが手元に無いので、こちらに関しては未確認です…気になる人はSwitchユーザーのレビュー等を探して、そちらを参照していただければ良いと思います…

 

 

 

背面ボタン(マクロボタン)に関して

 

既に前編にて書いた通り、パッドを握った時に、中指と薬指がちょうど触れる位置に背面ボタンがあり、ボタン自体の触りやすさは抜群でした。ストロークは短めで、クリック感のあるカチカチとしたボタンとなっており、瞬時の押下が可能となっています。ただしパッドを握る時にグリップをしっかり握り過ぎてしまう方は、誤って背面ボタンを押してしまう可能性があるので、過度にグリップを握り過ぎないように気を付けた方が良いと感じました。

 

 

 

 

X/Y/A/Bボタンに関して

 

ボタンの間隔は今まで使っていたDUALSHOCK4と大差ないかなぁ…といった感じ。ただ、感触が硬くてストロークが割と深かったです。このパッドでX/Y/A/Bボタンの連打が要求されるゲームをプレイすると疲れやすいかもしれないです。そういったゲームでターボ(連射)機能が使える場合は使った方が良いかも。

 

 

 

L/Rボタン、トリガーに関して

 

ガタツキは全くありません。L/RボタンはSwitchの純正プロコンと大差ない感触だと思います。L/RトリガーはDUALSHOCK4より少し反発感がある感触で、先端が高め。トリガーの瞬間的な押下を求めてくるゲームとの相性は良くないかもしれませんが、トリガーで車のアクセル/ブレーキを行うようなゲームとの相性は割と良いかもしれません。

 

 

  まとめ

 

 

スティックの無反応領域の広さと十字キーの操作性がイマイチなところが個人的に特に気になりましたが、約4000円(某所で購入した際は3410円でした)でマクロボタンを搭載していて複数のハードウェアとの接続に対応しているのは中々お得ではないでしょうか。細かい操作が要求されない、1人用のゲームやゲームのモードをプレイする際のサブのパッドとして選択するのはアリだと思います。対戦ゲームでマクロや連射機能を使う場合は、友人の間だけで相談の上使用する程度に留めないとトラブルに発展する可能性があると思うので、そういったゲームでの使用は基本的に1人用のモードで使用する程度に留めた方が方が良いでしょう。

 

 

長くなってしまいましたが、いかがだったでしょうか。参考になったという方はいいねボタンを、もし買っても良いと思った方は記事の見出し付近、また下のアフィリンクを押してそちらから購入していただけると今後の励みになります。